こんにちは。
つい最近実家に帰ってきたので、早速近くの守屋山に登りに行ってきました(*'▽')
守屋山について
守屋山(もりやさん)は、長野県諏訪市と伊那市にまたがる標高1650.3mの山です。
伊那山地(南アの西側に並行して延びる山域の総称)の最北部にあり、山頂からは八ヶ岳連峰や日本アルプスなどが眺望できます。
山頂は東峰と西峰があり、西峰が最高峰となっています。
糸魚川静岡構造線と中央構造線が交わる地点にあたり、緑色凝灰岩(火山灰が堆積してできた岩石)でできています。
天竜川の支流である沢川(さわがわ)の水源だそうです。
花の百名山に選ばれており、春にはザゼンソウを中心とした花々を楽しむことができます。
また、この山は「モリヤ」という神が宿る山として信仰の対象となっています。
・雨乞い信仰
守屋山の神が怒ると雨が降ると言われている。過去には干天が続くと雨乞いとして山頂の祠を谷底に突き落とす習慣があった。現在祠が柵で囲ってあるのはこれを防ぐためとか。
・磐座信仰
山頂の祠に向かって右側に岩があるが、この岩も磐座(岩に対する信仰)として信仰の対象であった。磐座には文字らしきものが彫ってあり、祈雨や五穀豊穣を願うまじないの痕跡ではないかと思われる。
・諏訪大社との関係
守屋山はよく諏訪大社上社のご神体と言われるが、歴史的にそのような記録は残っていない。山頂の祠には御柱がない上、祠は諏訪大社に背を向けている。しかし、諏訪明神が守屋山の麓に降臨し、この地を治めていた守屋大臣と覇権争いをしたあと上社を構えたという伝説が残っていることから、必ずしも諏訪大社と関係がないとは言えない。
登山口は主に
・杖突峠コース
・立石コース
・守屋神社コース
です。
杖突峠や立石コースは初心者向けで、1年を通してたくさんの登山者が訪れています。
山行記録
7:30 自宅 ー 8:30 杖突峠駐車場 ー 9:20 守屋山水吞場山荘 ー 10:10 守屋山東峰 10:20 ー 10:40 守屋山西峰 11:20 ー 11:40 守屋山東峰 ー 12:30 杖突峠駐車場
春のような守屋山登山
長野に帰ってきて1回目の登山は守屋山にしました。
守屋山は小学生の時に2回登っているので今回で3回目となります。
ちなみにその時の写真が奇跡的に残ってました↓(笑)
看板に手をかけたがりやのわたしとアホなポーズをかます弟、いつ見ても吹き出します。
しかし登ったことがあるとは言っても小学生の時の記憶なんて皆無なので、今回もほぼ初めて登るような気持でした。
杖突峠から東峰へ
今回は1番楽な杖突峠登山口から出発。
駐車場は国道152号の峠にあります。
コースマップ(長野県山岳ガイドホームページより拝借…)。
(参照:https://www.naganoken.jp/mount/nanshin/konan/moriyasan-mapb.htm)
駐車場にはかなり多くの車がとめられます。
しかし冬季はトイレがないので峠道に入る前にすませておくことをお勧めします。
登山口は太陽光パネルの隣にありました。
では出発~~(∩´∀`)∩
いきなりの現場感。
綺麗な森の中をしばらく歩きます。
(最近タテイチにはまってるんですよね。 )
突如現れる謎の看板。「長くも短くも息絶えたらその時の宿命」
おう。
その近くに、森に入っていく何かの足跡がついていました。
謎の看板は右に行きます。
そこからまたちょっとの林道歩きです。
林道を進んでいくと赤井沢新道の標識がありました。
新道を行くと森の中を、そのまままっすぐ行くと林道を通りますが、いずれも水吞場山荘に着きますので好きなほうを選択すると良いと思います。
わたしたちは森の中を歩くことにしました。
見上げた空が青かった。
しばらくすると木道が出てきました。
木道と言ったら、
こういう看板がセットメニュー。(笑)
そこまでやばい感じはしなかったのでそんなに心配する必要はないとは思います。
川。
多少凍っていましたがちゃんと流れていました。
しばらく木道を歩くと守屋山水吞場山荘に到着しました。
ここはキャンプ場みたいになっててかまどが2つほどありました。
トイレもありましたが、なんか使える雰囲気ではありませんでした。
そしてここで守屋山諏訪社というものを発見。
やっぱり諏訪大社と守屋山は関係があるんですね…?
うさぎの足跡。
水吞場山荘を上がっていくと立派な登山道入り口の看板がありました。
ここで軽アイゼンを装着しました。
雪は少ないのですがちょっと凍っています。
良い道。
途中で面白い木を見つけました↓
ウリハダカエデというそうです。
本当に木の肌がスイカみたいでびっくり!
日本固有種で日当たりの良い山地に自生しているそうです。
コンディションが良いので楽に歩けました。
登山道両脇には笹が自生していました。
胸突坂に到着。
「がんばれ」だって。
うん、頑張る~。
たまに見上げる空が青くて元気出ますね。
胸突坂を頑張って登れば山頂はもうすぐそこです!!
最後の坂を登り切れば、東峰に到着しました✦
わたしも成長したなって↑↓
(笑)(笑)
東峰山頂はこんな感じです。
広いので休憩にはもってこいです。
さらにここからは360度の大展望です(∩´∀`)∩
八ヶ岳連峰。
この日はちょっと霞んでいて山がもやもやと浮いているようでした。
反対側には中央アルプス。
木曽駒ヶ岳周辺。
空木岳でかい。
八と中アの間には南アルプスが見えます。
そして北アルプス。
さすがに雲で不明瞭。
右に写るのは諏訪湖です。
常念岳。
東峰から西峰へ
守屋山にはもう1つ西峰というピークがあって、こちらが守屋山の最高峰となっています。
というわけで、ここから西峰を目指しました。
凍った草。
寒い。
東峰からちょっと下ると祠がありました。
これが守屋神社の奥宮です。
ほんとに柵で囲われていました。
登山道の途中にあったカモシカ岩という岩。
なんでも、良くカモシカがこの岩の上に立つのだとか。
東峰~西峰は気持ちの良い尾根歩きです。
細石。
小さな石が固まって大きな石になったらしい。
山頂直下にはラビットハウスという山小屋がありました。
ネーミング…(笑)
うさぎの絵がかわいらしいな!
そして小屋の前のこの坂を登れば…。
山頂に到着です!!
(今思ったけどわたしのポーズ謎。)
こちらの山頂もとても広かったです。
そして360度のパノラマ!
諏訪湖。
濃い目のクリームソーダみたいな冬空。
北八ヶ岳。
美しいです。
太陽撮ろうとしたら全然知らない人写り込んで、めちゃかっこいい写真になってしまった。
中ア。
気温が低いので雪がきらっきらでした。
この辺は寒くて乾燥するので雪質は最高です!
南八ヶ岳。
東峰で見た時よりもやがちょっと引いた気がします。
霧ヶ峰方面。
わたしの母校があるあたりです。(笑)
ちなみに西峰には三角点がありました。
下山
今回は山ごはんはするつもりはなかったので、写真を撮って休憩したら早々に下山しました。
凍っている個所もあるので下りは慎重になります。
下山こそアイゼンのありがたみがわかるorz
うさぎさんの足跡たっくさんついていました。
気持ち悪いくらい大きなキノコも見つけた。
それとキツツキの開けた穴が何個か。
ここまで一気に下ってきました。
登山道は雪が融けて畑レベルのぐちゃぐちゃになっているところもあって大変でしたが、無事駐車場まで帰って来れました(*'ω'*)
お疲れさまでした。
反省
ごみ拾いしてくれば良かった。
感想
10年ぶりくらいの守屋山楽しかったです!
今年はやっぱり雪が少なくて、途中までアイゼンがいらなかったです。
それに気温もだいぶ暖かくて、山頂付近は太陽が当たって汗ばみました。
これ以上にないような良いお天気だったので気分も明るくなりました!
やっぱり太陽は偉大だ…。
入笠山のように家から歩いては行けませんが、お手軽な里山なのでまた気軽にハイキングしに行きたいです(/・ω・)/