こんにちは。
友達とロープウェイを使ってちゃちゃっと木曽駒に登ってきたのでその記録です。
木曽駒ヶ岳について
木曽駒ヶ岳については過去記事を見てくだされ。
山行記録
9:00 菅の台バスセンター駐車場 9:20 = 10:00 しらび平駅 10:10 = 10:20 千畳敷駅
10:30 千畳敷駅 ー 11:10 乗越浄土 ー 11:35 中岳 11:45 ー 12:00 木曽駒ヶ岳山頂 12:40 ー 13:20 乗越浄土 ー 14:00 千畳敷駅
14:20 千畳敷駅 = 14:30 しらび平 14:40 = 15:00 菅の台バスセンター
快晴の木曽駒ヶ岳
世間がお盆休みに入る直前、友達のかずずが仕事休みだったので2人で木曽駒ヶ岳へ出かけました。
かずずと山に登るのは一昨年の唐松以来。
この時は父も一緒に登ったので、2人だけで登るのは今回が初めてです✦
(過去記事ではかずずのことKちゃんって書いてますが、アルファベットうつのなかなかに面倒くさいのでここからニックネームかずずで統一しますね(笑)(笑))
菅の台から千畳敷
朝、母を会社に送ってからかずずを駅に迎えに行きました。
目指すは菅の台バスセンター。
今回はかずずの新しい登山靴デビュー戦だったのと、看護師をやってる彼女が5日連勤明けだったので、ロープウェイを使ってハイキング程度の登山にしようということになったのでした。
9:00頃菅の台バスセンターに到着。
駐車場にはまだまだ空きがありました。
しかし暑い……
早く天空の世界に行って涼みたいぞ!
バス乗り場には行列ができていました。
カールまでは普通の観光客が多いので、バスとロープウェイは毎度激込みです。
この日は臨時便が出ていてそんなに待たずにバスに乗ることができました。
でも補助席まで出してぎゅうぎゅうになって乗り込みます。
くねくねの細い山道を行くので、バス酔いする人は酔い止め絶対飲んどいてくださいね(笑)
しらび平までは30分くらいバスに揺られます。
途中車内で保育園か小学校低学年くらいの女の子が突然泣き始めててんやわんやでした(笑)
しらび平でバスからロープウェイに乗り換えます。
ロープウェイも臨時便が出ていたのでスムーズに乗り換えることができました。
ロープウェイ内もぎゅうぎゅうでしたが何とか窓側を陣取りました(ヤッタネ)。
晴れてるよ!!!
7分30秒で標高を1000mもあげるロープウェイ、まじで文明の利器。
千畳敷カールから乗越浄土
ロープウェイが千畳敷駅に到着し、他のお客さんとわらわら外へ出ました。
乗り場から千畳敷カールへ出てみると、相変わらずの絶景が待っていてくれました。
久しぶりカール…。
やっぱりここは異世界なんだよな…。
そしてめちゃめちゃ涼しい。
さすが高山…避暑~~(*´ω`*)
準備を済ませていざ木曽駒ヶ岳へ出発しました。
左手の信州駒ヶ岳神社の前を通り過ぎてカール散策路に入ります。
◆信州駒ヶ岳神社について
ロープウェイの無事故安全、登山者の安全と繁栄を願い、昭和43年に建立された神社です。
当時の社殿は老朽化と強風によって損壊したため、現在の社殿は平成21年に建てなおされました。
祭神は天照大御神(アマテラスオオミカミ)と大山祇大神(オオヤマズミノオオカミ)です。
参考:標識
中央アルプスに初めて足を踏み入れたかずず、背中からわくわくが駄々洩れてるよ!
乗越浄土までは観光客もかなり多いので結構渋滞します。
この時期は時間が押すにつれて雷の心配が出てくるので、早く登ってしまいたくてうずうず…(笑)
途中から八丁坂へ入ります。
ここからは登山道なので、装備はしっかりしようねというお決まりの注意書きがありました。
八丁坂からカール内を見下ろす。
花の写真を撮るかずず(*´ω`)
これは虫と戯れるかずず。
なぜか山のハエに好かれるんですよね彼女。
結構登ってきました。
はるか下に見える千畳敷駅と、そのさらに下には伊那谷の街並み、そして南アルプスも見ることができました。
それにしても八丁坂、よくこんなところに登山道作ったなあと感動します。
乗越まではあともうちょっと!
道がちょっと険し目になってくるあたりから、ハイキング気分で出かけてきた観光客の方々の疲労が目立ってきます(笑)
肩で息をしながら道端に座り込む方々…お疲れ様です(^^ゞ
観光客の皆さんには、山登りってこんなに楽しいんだよ!っていうのを知ってもらえてうれしいな(/・ω・)/
でも中には「山のこと知らないやつらがなめて登山道に入ってきて!けしからん!」みたいに怒る人もるんですけどね…(笑)
まあそういう気持ちはわからんでもないよ。
登り優先とか、無言で追い抜きはしてはいけないとか、すれ違ったら挨拶をするとか、そういう登山界における暗黙のルールすべてを無視して登ってしまうのはさすがにちょっとなあと思います。
単純に怖いんだよね。
無理に追い抜かれて接触して滑落したら死ぬし、下りで駆け下りてきて落石されたら死ぬんだよね。
スニーカーで来て足くじいてヒーヒー言ってるのはこっちの知ったこっちゃないけど(冷たい)、巻き添え食らうのは嫌だぜ…。
山はちゃんと事前に調べて、装備もしっかりそろえて、ルールを守って楽しく登ろうよ!!(∩´∀`)∩
そうこうしているうちに乗越浄土に到着です✦
乗越浄土から見たカールと伊那谷と南ア。
南アの後ろには富士山が頭を出していました。
晴れて良かった( ˘ω˘ )☀
乗越浄土から中岳
乗越浄土から中岳を目指します。
その前に近くの宝剣山荘裏で休憩することにしました。
青い屋根が映える素敵な山小屋です(*'ω'*)
宝剣山荘の隣には天狗荘が建っています。
山小屋と山小屋の距離近い(笑)
宝剣岳の下には天狗岩。
え、どれが鼻?鼻いっぱいない?と困惑するかずず(笑)
宝剣岳のテッペンには上裸で立つ人の姿。
そんなところでなにをしてるだ(笑)
天狗岩を眺めながら休憩しました。
天気が良すぎる。
また虫と戯れるかずず。
「すごいなめてくる~」と喜んでされるがままにするかずずがほほえましい(笑)
登山中に良く出くわすこの蜂みたいな虫はハナアブと言うそうです。
ハエの仲間なので蜂やアブのように人を刺したりしませんが、人の汗をなめに来ます。
良く見ると皮膚をなめているのがわかりますよ( ˘ω˘ )
さて、ここから中岳に登ります!
新しい靴かっこいいねかずず!
振り返っての中ア稜線。
宝剣の奥には空木?檜尾?かっこいい!
中アも開拓したいなあ~~、人がいない登山道最高だろうなあ。
そんなことを思いながら登っていると、気づけば中岳に到着しておりました✦
おつかれさ~ん(/・ω・)/
石にあいたくぼみに水たまりができてるのを発見し、喜んで写真を撮りに行ったかずず。
はたから見るとすごい変な人なんですけどこの子は大丈夫なんですかね???(笑)
ちなみにその時撮った写真がこちら。
なんだろ、ものすごい秘境温泉感。
セブンのジャスミンティーの宣伝もしてくれました。
↑がっつり目つぶっててめっちゃ面白いけどみんなには秘密。(笑)
中岳から木曽駒ヶ岳
ハイ、ではいよいよ木曽駒ヶ岳アタックです。
頂上がスカッと見えてるのがありがたいよね。
というか絶景。
長野県歌「信濃の国」の4番だけ歌えないよねって話をしながら中岳を下りました。
そもそも県歌って全部の県にあると思ってたけどそうじゃないんですよね。
信濃の国は国歌君が代と同じくらい歌ってきたので、その事実を知った時は衝撃的でした。
歌詞は6番まであるんですけど、4番だけ変調するので口パクになるんです。#長野県民あるある
興味ある人はどうぞ↓
長野県民の地元愛が詰まってます。
おすすめは2番ですね、山の話入ってるんで(笑)
頂上山荘の青い屋根も素敵でした。
テン場があるので1度は泊まってみたいなと思います(=゚ω゚)ノ
木曽駒山頂までの斜面にはコマクサが咲いていました。
なんか妙に赤いコマクサだなあ…。
調べてみるとコマクサにもいろんな種類があるらしく、これは「緋炎」というものに1番似ていました。
日本に自生しているのはピンクのコマクサと白花のコマクサの2種だけですが、木曽駒ヶ岳のコマクサは人の手によって植えられたものなので緋炎があるのかもしれません…(適当なこといってごめんなさい)。
山頂近づいてきました(*'▽')
ロープウェイ使うとハイキングで最高に良いなあ~♪
振り返ってのコレ。
惚れた。
木曽側の斜面には頂上木曽小屋が見えました。
めちゃくちゃ石乗っけてあるな(笑)
いけめんのかずず。
そしてついに登頂しました~~✦
2年ぶりの山頂も快晴やっほー!!
この写真、ご夫婦で登ってこられたおばさまにわたしの一眼で撮ってもらったのですが、「あらこんなの持つだけで緊張しちゃう!」って言いながら撮っていただいたの面白かったです(笑)
夫婦で登山とか仲良しだなあ良いなあ。
木曽駒ヶ岳山頂
山頂には木曽駒ヶ岳神社がありました。
木曽駒ヶ岳山頂の伊那側(伊那駒ヶ岳神社)と木曽側(木曽駒ヶ岳神社)に2つ社があるそうですが、知らずに伊那駒ヶ岳神社の方を見るのを忘れました(汗)
木曽駒は信仰の山なので、神社の由緒についても色々あります。
書ききれないので興味ある方はKAKUJIで☆
山頂から見る木曽山脈が素敵すぎました。
あ~いいなあ行きたいなあ。
空を見上げると頭巾雲ができていました。
帽子をかぶった入道雲かわいい(笑)
雲のせいで遠くの山々は見えませんでしたが、その雲が最高に良かったので全然OKです!!!
わたしのサングラスかけてキメッキメのかずず。
wwwきっついwww
行動食はキャラメルでした。
夏場はチョコレートだと溶けてしまうのでキャラメルが良いんです(*'▽')
十分休んでそろそろ帰ろうかとなった時、リラックマのぬいぐるみの写真を撮っている大阪弁のおじちゃんに遭遇しました(笑)
かずずも日本郵便のマスコットキャラクター「ぽすくま」を持ち歩いて写真を撮っているので、「同じことしてる人がいる!」と意気投合(笑)
写真まで撮っていただきましたwww
素敵なおじちゃんでしたっ。
やっぱり関西の人は話がうまいなあ(偏見かもだけど)。
ありがとうございました!!!
中岳トラバース道を通って下山
30分くらい山頂でしゃべってから下山を始めました。
帰りの方が良い景色を見ながら下れるので好きかも!!
帰りの中岳はトラバース道を選択しました。
こっちの方が手を使って岩を登ったりするところがあるので楽しいんですよね✦
明るくて良い道です(*´ω`*)
...わたしはかずず専属カメラマンか??
斜面に咲くチシマギキョウ。
可憐だなあ。
だんだん岩々してきました。
あれ、ほんとにかずずの写真しかないっす。(笑)
手を使って攀じ登る岩が増えてきました。
テンションがあがるわたしたち。
「気を付けてね~」と声をかけ合いながら楽しく登りました。
「いい岩だねえ、大きい岩だねえ」といちいち岩に声をかけていくかずず。
最後には「中岳の岩ありがとう、中岳の砂ありがとう、中岳の草ありがとう」と、すべての中岳を構成する要素にタッチして感謝を述べておられました。(笑)
中岳と巻道の分岐に到着。
そういえばケルンが立っていました。
遭難の碑かと思って調べたのですが言及している人がいなくて全然わからなかったです…。
ネット上には意外と欲しい情報ってないものですね。
天狗荘、宝剣山荘の前を通り乗越浄土へ。
乗越からカールへ下っていきます。
雲ってきたあああ(;´Д`)
雷、ならないといいけど…。
山にふわっと雲がかかったり、またスッと晴れたり。
薄いガスは幻想的です。
あっという間に下ってきちゃいました。
今年はコバイケイソウの当たり年だったらしく、ちょっと前まではものすごいコバイケイソウ畑だったようなのですが、さすがにこの時はもう花は終わりでした。
剣ヶ池まで下りました~。
ありゃまあガスが…(;´Д`)
すぐに晴れるだろうと待っていましたがなかなか晴れてくれなかったので仕方なく駅まで行っちゃうことにしました。
その代わり池に映る山の感じがとても綺麗でした。
駅に戻ってきたら晴れるというお決まりっちゃあお決まりの展開。
でも大好きなカールと写真が撮れたのでとても満足っす(^^ゞ
ほんっとに絶景、もう何回来ても見飽きることはない!!!
ホテル千畳敷の売店で限定ボトル、おそろいで買っちゃいました(*´ω`*)
ずっとナルゲン欲しくて買うなら八ヶ岳のだな~と思っていたのですが、千畳敷のがあまりにもかわいかったのでこっちを先に買ってしまった!(笑)
帰りのロープウェイはどっちを見ても真っ白で、進んでいるのか止まっているのかわからなくて逆におもしろかったです(笑)
(相変わらずの激込みですな。)
帰りのバスはなぜだか1番乗りで乗車しました✦
だから運転手さんのすぐ後ろの席に座って、運転を見学しながらバス旅楽しみました(/・ω・)/
運転技術すごくて、もう感動の嵐でしたっ。
バス運転手さんかっこいいなあ…。
感謝だなあ…ありがとうございます(涙)
帰りは小黒川SAでソフトクリーム食べました。
信州りんごと北海道ミルク、染みましたあ~~。
下山後のアイスはやっぱり最高だね!
木曽駒ヶ岳に咲いていた花まとめ
最後にこの山行で見れた花をまとめます。
タカネグンナイフウロ
イワカガミ
コマクサ
チングルマの綿穂
シナノキンバイかな?
シナノキンバイとミヤマキンバイとミヤマキンポウゲの違いがよくわからん。
シナノオトギリ?
あれ、花びらの数が足りない気が…。
名前長すぎない?
ウサギギク
カール内はお花畑です。
ミヤマシシウド?
これなに?
カラマツソウ
4年に1度しか咲かないと言われていて、当たり年と外れ年があります。
今年がものすごい量咲いたので次の当たり年は4年後か…。
他にもクロトウヒレンやハクサンフウロ、ヒメウスユキソウなどたくさんの花が咲いていました。
7、8月は花の時期で楽しいです(*'▽')
反省
かずずの写真を撮りすぎた(笑)
かずずのパパラッチ変態おばさんになっちまったので次回からは気を付けたいと思います(笑)(笑)
感想
当たり前に楽しかった~~(毎回小学生みたいな感想しか書けないの辛い)。
木曽駒は天気だけ気を付けてれば初心者でも登れるし、それなのにこんな異世界の絶景を見られるので「これから登山始めてみたいけど続けられるかな~、登山ってどのんなもんかな~」と悩んでる人の心をつかむにはさいっこうの山だと思っています(笑)
今回もかずずの中アデビュー戦だったのですが、とても楽しんでくれたみたいで嬉しいです!!
バスとロープウェイ使うので結構お金かかりますが、それだけの価値はありますよね(*´ω`*)
また行きたいなって何度でも思える大好きな山です。
他の中アの山もアクセスが悪いのですがものすごく良い山が沢山あるので、はこれからもっと開拓していきたいなと思います!
かずず、一緒に登ってくれてありがとう♡