こんにちは。
前回に引き続き荒天の上高地テント泊2日目の記録です。
前回の記事はこちら。
ハイキングの記録
3:00 起床 ー 5:00 横尾 ー 6:00 徳沢 6:10 ー 7:10 明神橋 ー 7:20 明神池 7:50 ー 9:00 河童橋 ー 9:10 上高地バスターミナル 9:20 ー 10:00 さわんどバスターミナル
閑散とした上高地を歩く
朝
前日横尾でテントを張って快適な一夜を過ごし、早朝にすっきり起床しました。
本当はこの日涸沢まで登る予定でしたが、天気予報などを見るとどうも天気が悪いらしい…。
ということで、もう涸沢は諦めて上高地を下山することにしました。
目の前に涸沢までの登山道が開かれているというのに、後ろ髪をひかれながら帰る辛さよ。
横尾を後にし徳沢までの砂利道をヘッデンつけてとぼとぼ歩きました。
雨も上がっていたので、何度も「やっぱり涸沢まで登ろうか」と立ち止まりました。
ああなんて未練がましいのだろう。
太陽が出て色が変わった雲を眺めながら歩きました。
徳沢から明神橋
あっという間に徳沢に到着。
ここまで結構な人とすれ違ったのですが、みんな涸沢か槍か蝶にでも登るんでしょうか。
徳沢に流れる小川があおくて清かったのでちょっと撮影。
水に手を入れてみると凍みるほど冷たかったです。
徳沢はなんだか木々の葉が色づき始めていました。
秋が……秋が来るねえ( ˘ω˘ )
徳沢を出発し、薄暗い森の中を再び歩きました。
太陽は出ているのに天気が悪いせいで暗くて鬱蒼としていてテンションが下がるな…(笑)
1時間で明神に到着しました。
明神は素通りして明神橋を見に行くことに。
誰もいませんでした。
雲の中でも迫力が劣らない明神岳が落ちてきそう。
良い橋だわ。
それはそうと4日分のテン泊装備背負って上高地ハイキングとか意識高い系じゃん…。
シンプルに重い。
でも、明神池を見たことがなかったので寄り道することにしました(笑)
橋を渡り切った時に現れた薄明光線。
神が下りてきた感よ。
明神池
梓川右岸を少し下ると右側に鳥居が現れます。
ここから穂高神社の神域。
穂高神社。
GWに来たときは激込みでお参りどころじゃなかったのですが、今回は観光客は1人としていませんでした。
北アルプスの総鎮守にやっと参拝できました( ˘ω˘ )
橋から見た嘉門次小屋。
美しい川には魚が泳いでいました。
イワナかな?
嘉門次小屋のイワナ、絶品ですよ。
神社で明神池の入場料を払って中に入りました。
誰もいない明神池。
神聖な空気が充満してました。
梓川はあんなに濁流だというのに明神池の水は澄み切っていました。
入ってすぐのお賽銭箱がある方が一ノ池。
その奥にあるのが二ノ池です。
カモの鳴き声しかしない静寂の明神池でした。
なんか良いものを見せてもらったような気がした。
散策中、荷上げのヘリが何度も飛んでいました。
大変そうだ…。
明神池から河童橋
右岸にも木道があるのですが、この時はちょうど工事をしているときだったらしく通行止めになっていました。
そのため、木道よりさらに山側の作業用車道を歩きました。
でも途中でいつの間にか木道に入っていたみたいで、帰ってきたときに通行止めロープをくぐることになりました(笑)
川の水量は前日より減ったとは言え、まだまだ多かったです。
河童橋に帰ってきました。
足の裏がまた痛くなっていたのでだいぶ疲労感がありました(;´Д`)
霞かかる梓川。
濁りも前日よりはマシに。
河童橋の人もまばらでした。
人が少なくて快適な上高地…悪天も悪いことばかりじゃないね!
もう何度目かのヘリ。
何往復してるんだろ。
上高地BTで2便目のバスに乗車しさわんどへ帰りました。
朝のバスなのでかなり空いていてそれもまた快適でした(/・ω・)/
帰りの国道158号ではトンネルでバスのすれ違いを見ることができました。
毎回毎回バスの運転手ってすごいんだなあと感動する(笑)
もう新しいトンネル工事が進んでいるようで、この名物ともいえる狭いトンネルでのバスのすれ違いを見ることはなくなるのかもしれません。
感想
とりあえず無事に帰ってくることができて良かったです。
涸沢に対する未練は消えなかったけど(笑)、家に帰ってきて色々調べたらやっぱりその後天気が崩れて雨も本降りになったようで、下山して正解だったと思いました。
槍にも穂高にもふられてしまいましたが、また来年行けばいっかと思います(*'▽')