やまとりにっき

山登りやお出かけを中心とした日々のあれこれです

<山行記録> 北ア 唐松岳 ~3度目にしてついに不帰を拝めました~ 2019.9.13

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こんにちは。

今日は唐松岳に登った記録です。

唐松岳について

唐松岳についてはこちらを参考にしてください。

yamatori0422.hatenablog.com

 

山行記録

8:00 八方第三駐車場 ー 8:10 チケット売り場 8:15 ー (アルペンライン) ー 8:45 八方池山荘 ー 9:40 八方池 9:50 ー 11:40 唐松岳頂上山荘上 11:50 ー  12:00 唐松岳山頂 12:35 ー 12:55 唐松岳頂上山荘 ー 14:30 八方池 ー 15:20 八方池山荘 ー (アルペンライン) ー 15:55 チケット売り場 ー 14:10 八方第三駐車場

 

3度目の正直の絶景

大学の友達Rちゃんが長野の実家に遊びに来てくれてから3日。

この日は北アルプス唐松岳に出かけました(*'▽')

 

八方第三駐車場から八方池山荘(ゴンドラ×リフト)

最初は駐車場を黒菱平にしようと思っていたのですが、時間が微妙だったので下の八方第三駐車場にしました。

八方にはいくつも駐車場があるのですが、第三駐車場は無料なので安易にここに決めました(笑)

 

ちなみに黒菱平からは黒菱ラインというリフトを、八方からは八方アルペンラインというリフト・ゴンドラを乗ることになります。

もうこの辺はリフトとゴンドラがごちゃごちゃにあって意味が分からんとです。

www.happo-one.jp

 

八方第三駐車場のトイレの屋根の上から山が見えました。

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あれは!あれはなんですか!!

…白馬鑓ですか…?

 

第三駐車場からリフトのチケット売り場までは10分くらいコンクリートの坂道を登らなければなりません。

駐車場は無料だけどそこがネック。

帰り、疲れた足でコンクリ歩くのきついだろうな…(笑)

 

チケット売り場に到着。

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これから乗る八方アルペンラインは、八方ゴンドラリフト「アダム」アルペンクワッドリフトグラートクワッドリフトの3つを乗り継いで八方池山荘まで行くラインです。

標高差1060mを40分くらいで一気に上がります(最高、文明の利器にまじ感謝。)

ちなみに大人往復2900円なり(八方温泉の割引券付き)。

 

ゴンドラリフト「アダム」の乗り場。

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個人的にゴンドラって結構苦手。

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落ちたら下のゲレンデの坂をコロコロ転がってくんだろうな~~恐ろしいわあ~。

 

途中からガスの中に突入し、抜ける時に牛を見ました。

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乳牛かな?肉牛かな?(そこ?)

 

アダムを降りると次はアルペンクワッドリフトに乗り換えです。

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道脇に立ってたこいつ何。

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(後で調べたら、白馬村ゆるキャラヴィクトワール・シュヴァルブラン・村男Ⅲ世らしいです、色々とやばい。)

 

そしてアルペンクワッドリフトから最後のグラートクワッドリフトに乗り換えれば…

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(絶景だった。)

 

八方池山荘に到着というわけです(山荘の写真撮り忘れた)。

この山域は登山計画書の提出が義務化されているので、山荘の前にあるポストに提出しました。

 

八方池山荘から八方池

まずは八方池に向かいました。

八方尾根を登っていくのですが言わずもがな混み混みで、渋滞のたらたら歩きにうんざりでした。

…こうなることはわかってはいた…わかってはいたのだけども…(´-ω-`)

 

雲海に浮かぶ白馬三山になだめられながらゆっくり集団についていきました。

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(左から白馬鑓ヶ岳杓子岳白馬岳。)

 

それでも不帰嶮が見えてきたときにはとても感動しました!!

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やばい!!念願の不帰!!やっと拝める!!

 

唐松岳は過去に2回来ているのですが、そのどちらもガッスガスで不帰は見えなかったんですよね。

今回が3度目の正直というやつです!!!(拍手して。)

 

木道をとことこ下ると八方池につきました~~✦

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わあ、八方池ってこんな絶景だったんだ(笑)

 

しばらくするとガスが晴れました。

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(右から天狗の頭不帰Ⅰ峰不帰Ⅱ峰不帰Ⅲ峰。)

 

たばたにえん…。

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日本アルプスに登るのが初めてのRちゃんに池の向こう側に行ってもらいました。

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斜面を下りていく時点でもう絵になるよ。

 

やばたにえん無理茶漬け…(絶景を前にすると急に頭が悪くなる人)。

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良いもの見せてもらいました、泣けるorz

 

わたしも池の反対側へ行って、2人で休憩しました。

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すぐに濃いガスが出て辺りは何も見えなくなりました。

そしてリフレクションの不帰は、この山行では以降二度と拝めませんでした。

ツンデレ不帰…。

 

八方池から唐松岳頂上山荘

八方池からはガスと小雨の中間のような白い空間を歩きました。

髪と、首に巻いた手ぬぐいがしっとり濡れてしまった…。

体感気温も下がります。

 

そして、また渋滞につかまりました。

渋滞というか、1番前を歩いてる方がかたくなに道を譲ってくれないので、後ろからどんどん人が連なってしまったんですよね。

小屋泊の人はゆっくり歩いててもたどり着くけど、こちとらリフトの時間制限があるんだぜ、道譲ってくれよ…。

 

森林帯を抜けたと同時に雲も抜けると、左手に鹿島槍五竜が聳えていました。

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あの双耳峰を登ったんだなあってちょっと嬉しくなっちゃった。

yamatori0422.hatenablog.com

 

 五竜も相変わらずのイケメソ。

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ここはやはり八峰キレット経由で行きたい。

 

振り返ると大雲海。

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すっごい遠くの、雲にサンドされてるこの子たちは八ヶ岳と南アかな??

 

そして北には白馬三山と天狗の頭です。

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コントラスト強いのとレンズがレンズなのと、そして何より撮影者の腕がいまいちなので、写真でこの山のかっこよさをうまく表現できなくて落胆。

ホンモノはもっとすごかった、もっとやばかった。

 

不帰Ⅱ峰もどかんと。

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良い双耳峰じゃん…行かなければ行かなければ行かなければ…。

#双耳峰 #双耳峰が好き #双耳峰が好きな人とつながりたい

(山スタグラマーの真似。)

 

そんな360度絶景の尾根歩きでした。

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パノラマ撮影 byRちゃん

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やばみざわ。

 

高度を上げていくと雲が出てきましたが、不帰Ⅱ峰の斜面に雪渓が見えました。

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雲の隙間からこちらを睨むⅢ峰もいけめてる。

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道はまだまだ続きます。

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結構長いからね、なめてかかるときついヨ。

頑張れRちゃん

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(それ何のポーズ?)

 

疲れてきた足を鼓舞してここまで登ってきました~。

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あとはこの小山をトラバースして、崖についた小さな橋を渡ったら頂上山荘だ~!と思っていたのですが…。

 

え、ナニコレ。

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迂回ルートが通行止めになってるよ!!!!!

なんでだろう…崩れちゃったのかな…。

www.karamatsu-guide.com

 

というわけで八方尾根最上部の小山を越えなければならなくなりました。

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最後の最後にとんだ試練だよ(笑)

 

ただし、最高の展望です。

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(↑唐松岳山頂が見えました♡)

 

この小山もピークまであとちょっとです!

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注:Rちゃんの足は死にかけています。
 

最後の階段を登れば……

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唐松岳頂上山荘上部につきました( ^)o(^ )

山荘の赤い壁、その奥の大きな山は五竜岳です。

 

Rちゃんまじでお疲れ!休憩しよ!

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(すぐ休憩する。)

 

眼前には立派な唐松岳

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剱岳

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五竜の向こうには小さな槍ヶ岳

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槍ヶ岳今年行くはずだったのに(根に持つタイプ)。

 

唐松岳頂上山荘から唐松岳山頂

休憩した後いよいよ山頂アタックを開始しました。

 

振り返っての頂上山荘。

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すごいところに建てたよね。

 

不帰も天狗の頭も白馬三山も、歩くごとに角度が変わって全く別のものに見える。

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面白い。

 

最後の登りは普通にきつかったです。(笑)

もうすぐ頂上だと思うと急に苦しくなる登山の法則。

気の持ちようってめっちゃ大事。

 

はい、頑張りました!!!!

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Rちゃん人生初北アルプス登頂です!!!

2695mの頂上を踏みました~。

みんなRちゃんに拍手して!!!!

 

こんな快晴の唐松岳初めてだからわたしもとても嬉しかったな(*'▽')

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先々月に続き、Rちゃんとわたしは晴れ女。

yamatori0422.hatenablog.com

(偶然2人ともこの時と全く同じ格好してて笑った。)

 

頂上からの不帰方面やばかったです。

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この圧倒的迫力。

こんな絶景見れるなら八方尾根の混雑も余裕で我慢できるわ。

 

本当にこの尾根歩けるんですかあ~?

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(点線ルートを信用してない。)

 

山頂では不帰を見ながらお昼ご飯を食べました。

 

デザートはわたしのおじいちゃんが手塩にかけて育てたナガノパープル

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下界で食べてもめっちゃおいしいけど、不帰を見ながら食べるともっとおいしい。

ナガノパープルは皮まで食べれるし種もないので、こういう時にはとても楽です。

シャインマスカットくらいは推してる。

 

山頂ではジーンズ履いた方がドローンを飛ばしていたのですが、何かの調査だったのでしょうか??

それともテレビの撮影…?

 

下山

リフトの時間が心配だったので、山頂には30分ほど滞在してから下りました。

時間制限のある山登りきつい…。

 

さよなら唐松岳、次も快晴でお願いします。

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帰りのRちゃん

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下山時の筋肉痛で悲鳴上げてました(´-ω-`)

もう彼女の足は死んでいます…(笑)

 

これはひかれたカエルのポーズらしいです。

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絶景に全然似合わないポーズしてくれてどうもありがとう。(笑)

 

雲海エモかったね。

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扇雪渓のところで休憩しました。

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樹林帯に入った時からずっとガスってます…。

 

八方池付近のRちゃん

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もうお化け状態www

 

八方池のケルンでまた休憩。

濃霧のため一眼レフはここでザックの中にしまいました。

 

最後の最後に延々と続くかと思われる木道を下りました。

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天国への階段かい。

帰りのリフトは霧の中を強制的に進んだので超寒かったしびっしょびしょに濡れました(笑)

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優しいスタッフのおじさんに「濡れたでしょう」と心配してもらいました(/_;)ww

 

無事チケット売り場にたどり着き、コンクリの道をゆっくり下って駐車場に到着しました。

Rちゃん本当にお疲れ様(=゚ω゚)ノ

そして生還おめでとう!(笑)

 

帰りは八方温泉「八方の湯」で疲れを癒しました(∩´∀`)∩♡

八方温泉はpH11という強アルカリ泉なので、お肌がつるっつるになります!!

つるつるたまご肌のヒミツ① | 八方温泉

 

今までたくさんの温泉に入ってきましたが、割とまじめに八方の湯が1番好きかも(笑)

施設も新しく清潔感があるし、洗い場に仕切りがあったり、脱衣所にメイクスペースがあったりですごく利用しやすかったです。

山が結構寒かったので温泉染みました~~~。

 

リフト券に割引券がついているので、下山後は立ち寄ることを強くおススメします(/・ω・)/

hakuba-happo-onsen.jp

 

反省

ペース配分がうまくできませんでした。

混んでいたことと、時間制限があることが1番の問題…。

ペースがだいぶ乱れていたので、Rちゃんにはきつい思いをさせてしまったかも。

遅い方にはひと声かけて抜かさせてもらえば良かったなと思いました。

 

感想

初めて八方池から山を見ました!(笑)

とても感動した!かっこよかった!!!

だから人が沢山来るんだなって納得しました…。

不帰嶮がやっぱりかっこよかったのでいつかいきたいなあ。

破線ルートを歩ける技術を早く身につけたい。

 

そしてなによりRちゃん北アルプスを無事登ってもらえてよかったです!

Rちゃん「感覚が麻痺するくらい終始景色が良すぎた」って言ってくれて嬉しい(笑)

そう、日本アルプスの景色を見るとね、感覚が麻痺するんだよねwww

その麻痺感が中毒なんだよな…。

だからRちゃん、またアルプス登りに来てくれるのを待ってますね(笑)