こんにちは。
ドイツはミュンヘンに卒業旅行に行ってきたのでその記録です。
ミュンヘンについて
ミュンヘンは、ドイツの南に位置するバイエルン州最大の都市です。
ドイツではベルリン、ハンブルクに次いで3番目に大きな都市です。
人口は約140万人でバイエルン州の州都に指定されています。
歴史的な建造物が数多く残されており、ドイツの歴史を堪能できます。
またドイツを代表する美術館や劇場も沢山あるため、観光には楽しいスポットです。
ミュンヘンと言えばビール。
ドイツ最大のビール醸造所や世界最大のビアホールはミュンヘン近郊にあります。
ミュンヘンでは朝からビールを飲むというのは珍しくありません。
ビール好きにはたまらない街です。
参考:
旅の記録
(日本時間)12:35 羽田空港 ー (現地時間)16:30 ミュンヘン国際空港 ー 17:30 ホテル
東京からミュンヘンへ飛んだ
コロナで大騒ぎなのに海外旅行へ行くのか
今回は前回の投稿から数えて約半月ぶりの投稿です。
最近全然記事を更新できていなかったわけは、10日間の卒業旅行に出ていたから。
旅先はドイツのミュンヘンという都市です。
この旅行、しかしまあ色々大変でした。
その原因はいわずもがな、忌々しいあのコロナウィルスというやつです。
まず今年に入ってコロナが騒がれはじめてから「本当にドイツへ行くのか」ということが問題になりました。
一緒に行くことになっていたNちゃんと、2月くらいに慌ててコロナ会議を開きましたよ。
2人とも積極的には行きたくないという気持ちではあったのですが、しかし、もうこの時点では旅行をキャンセルすることの代償が大きくなりすぎていて、行かざるを得ない状況になっていました。
…あのね、飛行機とホテルのキャンセル料がやばかった。
ホテルは全宿泊料の9割、飛行機は10万くらい取られることになってました。
もう、阿呆だった。
この旅行のためにわたしたちがお金をどれだけ前からこつこつ貯めてきたことか。
キャンセルするのに何万も取られてたまるか、このバカコロナ!!!!
って感じでした(真顔)。
それにわたしは大学1年生の頃から卒業旅行はヨーロッパに行くと決めていて、それを楽しみに今まで頑張ってきたのです。
今年は社会人になるので、この時期を逃せばもうしばらくは海外に何日間も遊びに行くことはできなくなります。
一番時間のある今、海外に行かないというのは非常にもったいないし、残念です。
この時期の海外渡航にはたくさんのリスクがありましたが、それを承知したうえで、もう決死の覚悟で出かけることになりました。
12時間の長距離フライト
今回のフライトは羽田空港とミュンヘン空港を直行でつなぐものでした。
山形にいるNちゃんとは羽田空港で待合せ。
わたしは、当日の朝5:30くらいの東京行高速バスに乗りました。
道中朝焼の空をバックにした富士山を見ました。
この後新宿周辺の通勤ラッシュに巻き込まれ、新宿到着が1時間も遅れました。
朝イチのバスに乗っておいて本当に良かった…。
チェックインには24時間前からできるオンラインチェックインを利用したので、空港ではスーツケースを預けて持ち物チェックを受けただけ。
比較的人が少なかったので並ぶことなくスムーズに手続きを終えました。
(ポケットWi-Fiは、先に着いていたNちゃんがレンタルしてくれていました。)
12:35発の飛行機でしたが11:20くらいにはもうゲート前でスタンバイしてました。
USB端子の充電場所が各ベンチに設置されていたのでスマホを充電。
あとは長時間フライトに備えて足をマッサージしたりストレッチをしたり…。
長野から空港までのバス旅でもうすでに疲労していたので、これから始まる12時間のフライトの恐怖に震えていました。(笑)
出発の30分くらい前から搭乗が開始され、最終の本人確認をされた後飛行機に乗り込みました。
行きはANAのNH0217便。
機体はボーイング787でした。
席は22のBとCを取ることができました。
飛行機の座席指定について1つだけ。
飛行機のどの座席が快適かなっていうのをチェックするにはSeatGuruというサイトが使えます。↓
(スマホ用アプリもある。)
航空会社・日付・フライト番号を入力すると、口コミで良い席・悪い席が色分けされて提示されます。
こんな風に↓
黄色が快適、赤があまり良くなかった席を示しています。
22列はトイレの近くでさらに最後列なため、快適と感じる人が多いようです。
わたしたちもトイレが近い席が良かったのでここにしました。
オンラインチェックインでの座席指定時には隣に誰か席をとってあったようですが、途中でキャンセルしたのか実際は空席になっていました、ラッキー!
そして飛行機は、予定通りの時間に日本を飛び立ちました。
日本とはしばしの別れ。
行ってきやす~。
機内では、離陸して1時間ほどで夕食がサーブされました。
(…あれ、何食べたっけ、忘れた。(笑))
ANAはCAさんが日本語でしゃべってくれるので、特に苦労はなかったですね。
夕食後はトイレが非常に混みます。
歯磨きは自分の席でしといて、トイレではぺッてやるだけにした方が良い。
…余談ですが、飛行機のトイレを洗浄するときの「ゴゴゴゴオオオオオッシュッ」って音何度聞いてもびびる。
一回だけぼ~っとしながら洗浄ボタンを押してしまって、その爆音に心臓が止まりそうになりました。(笑)
それ以降、いったん覚悟の時間を設けてから洗浄ボタンを押すようにしました。
夕食が終わると機内は消灯され、窓も閉められます。
ここからは地獄の暇タイム。
映画を見たり寝る人がほとんどですが、映画は目が疲れるし機内ではあまり寝れないので、読書灯をつけてkindleで『聖職の碑』を読んでいました。
とても良かった。
…良かったっていう表現は適切ではないのかもしれないけれど。
木曽駒を伊那側から登ってみたいと思いました。
聖職の碑にも手を合わせたい。
途中あまりにも暇になってNちゃんと窓の外をこっそり見ました。
ちょうど眼下に大きな大きな川が見えました。
時間と空路を考えるとこれはどうやらロシアのエニセイ川。
帰って父とGoogleEarthで探したら同じ形の場所を発見しました(笑)
(参照:Google Earth)
わたしたちが見た写真の川は水量が多かったのか、Googleのとは若干形が変わっています。
それにしても本当に大きな川だった。
Nちゃんと2人で静かに大騒ぎしました。
そういえば今回の機体はボーイング787という新しいものだったのですが、斬新な窓のシャッターシステムに驚きました。
普通飛行機の窓って上から日よけを下ろして光をシャットアウトするという仕組みですが、この機体では電子カーテンというのを採用していて、窓からの光量を数段階で調節することができるようになっています。
外を見たいけどまぶしいから日よけを開けられない、という悩みが解決されるの。
わたしみたいに窓の景色を楽しみたい人にはうってつけ。
あとはフットレストがあったり、USB端子があってスマホが充電できるようになっていたりと、エコノミークラスだけどなかなかに快適でした。
トイレも席から空いてるか空いてないかすぐにわかるので行きやすかったです。
腰とお尻は痛かったけど、4年前にアメリカに渡った時よりは快適な飛行機旅になりました。
着陸の1時間半くらい前には朝食がサーブされました。
これはちゃんと写真を撮っていたよ。
フルーツが美味しかったな。
さて飛行機は、予定よりも早くミュンヘン空港に到着しました。
着陸時のあの不安定さは飛行機を何回乗っても手に汗握る。
ミュンヘン空港では入国審査を受けました。
普通英語に不慣れな人は、聞かれそうなことに当たりをつけておいて返答の仕方を考えてから審査を受けると思いますが、その時のわたしは長距離フライトで相当疲れていて、脳みそが働いていない状態で審査に挑んでしまいました。
審査官「Hello!」
わたし「(うわ英語やん)はろー」
審査官「(流ちょうな英語で)どこから来たの」
わたし「じゃぱん」
審査官「何しに来たの」
わたし「あれ、観光って英語でなんて言うんだっけ(心の声が駄々洩れている)」
わたし「……あ!さいとしーんぐ!」
審査官「おお観光、いいね!どこに行くの」
わたし「みゅんへん」
審査官「いいね!ホテルはとってあるの」
わたし「いぇす」
審査官「見せて」
わたし (は?見せて?何を?…とりま予約メールみせときゃいいのかや)
わたし ゴソゴソとかばんの中を漁るがスマホが見当たらない
わたし そのまま1,2分探しても見当たらない
わたし ここでちょい待って的な英語をしゃべる(ぷりーずうぇいととかなんとか喋った)
審査官「OK、時間はたくさんあるよ」
わたし (審査官優しい……が、やばい、スマホない、わわすれてきたかも。)
わたし「めいびー、まいすまーとふぉんいずいんざぷれいん」
審査官「それは大変だ、このまま階段を下がって右にうんたらかんたら~(全く聞き取れなかった)行くと落とし物窓口があるからそこへ行ってね」
わたし「(とりあえず下にいけばいいのね。)おーけーせんきゅー」
審査官「ばいばい~」
以上が英語が話せないわたしの頭の悪い会話です。
その後改めて探したらスマホはちゃんとかばんに入っていました。
いやまじで焦った。
スマホなくしてたらどうなっていたことか。
しょっぱなからこんな感じでこの旅の先が思いやられました。
ホテルへ
ミュンヘン空港では英語で入国審査という難関をなんとか突破し、預けていたスーツケースも無事に受け取ることができました。
空港からはSバーンという鉄道を使ってミュンヘン中央駅まで移動しました。
(Sバーンの乗り場も相当迷いましたよ。)
途中の駅で乗り込んでくるドイツ人たちは、わたしたちのことをもの珍しそうに眺めてきました。
東洋系の人は車両に1人もいなかったのでね。
あるいは、コロナの影響でアジア人は注目の的になっているのかもしれません。
出入り口付近で騒いでいた何人かが「コロナ」と言っているように聞こえたのですが、何事も悪い風に考えてはいけないと思い、その時は空耳だろうということにしました。
それでもドイツ人の目線は結構痛かったです。
わたしは過去に、自由の国アメリカと日本人観光客が沢山いる台湾に行ったことがあるのですが、いずれも自分が他人からじろじろ見られるなんてことはありませんでした。
だから今回の空港から中央駅までの約1時間の電車旅はとても緊張してしまい、Nちゃんと2人で無言で視線に耐えるという感じでした。
もう、とても緊張した…。
無事に電車はミュンヘン中央駅に着いたのですが、「車内でコロナと言われたような気がしたこと」が結局は心に引っかかっていて、ちょっとだけびくびくしながらミュンヘンの夜道をホテルまで歩きました。
「ドイツに来たぞ~~!」という実感はあまりなかったな。(笑)
Googleマップ様のおかげでホテルには迷わず到着。
駅から徒歩10分くらいの、「シティアパートホテルミュンヘン」というホテルです。
booking.comで評価が良かったので安易に決めたの。
ホテルのフロントで「ちぇっくいんぷりーず」と言ったら、美人おねいさんが笑顔で対応してくださいました。
でもドイツ語なまりの英語だったので、ただでさえ英語が不得意なわたしたちには厳しいコミュニケーションとなりました。
何言ってるかわからなかったけどとりあえず「おっけーせんきゅー」で話を終了させるという強行突破。
真面目に聞いても何言ってるかわからん、もう、しょうがないんだ。
キーと一緒に部屋番号を渡されたのですが、この文字が1なのか7なのかわからなくて焦りました↓
いやどう見てもヌ。
7とあたりをつけて、エレベーターの中で「7 外国 書き方」で検索しました(笑)
結果は予想通りの7でした。
こんな些細なことから日本とは全く違う海外、苦労ばっかりです。
ホテルの部屋はこんな感じでした。
いちいちおしゃれ。
わたしたちの部屋はゾンネン通り沿いで、窓からは通りを眺めることができました。
車沢山通ります(当たり前だけどベンツとフォルクスワーゲンが多い)。
救急車も消防車もパトカーも、よくサイレンを鳴らしてびゅんびゅんとおります。
バスルームはとても清潔感があって良きでした。
奥がシャワールームです。
バスルームには洗濯機がついています。
9連泊するので洗濯機は欠かせないもの。
この日も寝る前にこれを使って洗濯しました。
…ここでドイツの家庭用洗濯機についてちょっとお話しておきたいのですが。
ドイツの洗濯機、一言でいうと使い勝手が非常に悪いです。
まず洗濯の設定がややこしい。
服の種類を見て写真左上にあるつまみでコースを設定するのですが、コットンとかハンドウォッシュとかウルトラなんちゃら~とかとにかくたくさんあってもう全然良くわからない。
沢山調べても結局わからなかったので我々は適当にコットン(baumwolle)設定にしました。
次に右のボタンで細かい設定をしていきます。
MODUS(モード)はわからんのでとりあえず無視。
TEMP(水の温度)は、高くするほど洗濯時間がかかるため、一番下のただの水(花のマーク)に設定しました。
SCHLEUDER-WAHL(回転数)は、最高の1400に。
あとの右の2つも意味不明だったので無視して、これでとりあえずスタートを押してみました。
ちなみに洗剤や柔軟剤は左上のところに入れ口がありました。
日本の粉洗剤・液体洗剤ともに使えました。
それでね、ドイツの家庭用洗濯機は1回の洗濯にとっても時間がかかるんです。
わたしたちの設定でも1回で2時間近くかかりました。
ドイツの方が日本より電圧が高いのに、どうしてこんなに時間がかかるのか謎。
日本では45分くらいで洗ってくれるのにね。
そんなわけなんで、洗濯を待っている間にこの日は2人ともスヤヤになってしまいました。(笑)
11:00くらいに目が覚めたので、Nちゃんを起こして夢うつつで洗濯物を干しました。
脱水が1400回転の設定だったので割とカラカラに乾いていましたが、洗濯物自体はちゃんと洗えていたみたいで柔軟剤のいい匂いがしました。
洗ったのは全然コットン素材のものじゃなかったけど、コットン設定でも大丈夫でした。(笑)
と、言うわけで、こんな感じでドイツ旅行1日目は終了です。
この日は布団に入って数秒で夢の中に落ちました。(笑)
いやほんと疲れた(;´Д`)
12時間のフライトが思った以上にきつかったです。
今回は出来事を淡々とつづるというあまり面白くない記事になってしまいましたが、次回からは2日目以降のミュンヘン周辺の観光記録を書きたいと思います(*'▽')