やまとりにっき

山登りやお出かけを中心とした日々のあれこれです

ドイツ ミュンヘン旅 2日目 2020.2.26

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こんにちは。

今日はミュンヘン旅行2日目の記録。

市内の有名どころを観光しました。

1日目の記録はこちら↓

yamatori0422.hatenablog.com

 

旅の記録

ホテル ー マリエン広場 ー Andechser am Dom(ブランチ) ー マリエン広場 ー ミュンヘンレジデンツ ー ホテル

 

ミュンヘン観光

マリエン広場

この日の朝はミュンヘンのシンボル的場所であるマリエン広場に行きました。

 

◆マリエン広場について

ミュンヘンの中心部にある広場です。

スウェーデンの占領が終わったのを祝い、1638年に広場の中心に建てられたマリア像にちなんで名付けられました。

参考:マリエン広場 - Wikipedia

 

Google先生に案内されるがままミュンヘンのおしゃれな街中を歩いていくと、ひときわ目立つ建物が見えてきました。

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この立派な建物はミュンヘン新市庁舎です。

 

そしてこの新市庁舎の前がマリエン広場と呼ばれています。

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朝早かったからか広場には人数が少なく、みんないそいそと歩き去っていきました。

あれここミュンヘン一の名所じゃなかったっけ。(笑)

 

新市庁舎の建物の中で一番高くて目を引くのはやっぱりこの時計塔。

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見上げると首が痛くなるほど、空高く聳え立っています。

これを人間の力で建てたというんだからすごいよなあ、かっこいいよなあ。

 

この時計塔についているのはただの時計ではありません。

ドイツ最大の仕掛け時計、その名もグロッケンシュピールです。

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毎日11:00と12:00(聖金曜日諸聖人の日を除く)に、仕掛けられた32体の人形たちが音楽に合わせて10分間ダンスをするのです。

 

わたしたちも近くのレストランでブランチをした後(次章参照)、11:00の鐘を待って仕掛け時計の人形ダンスを見学しました。

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等身大という大きな人形たちが華麗に踊っていました(*'▽')

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バイエルン大公ヴィルヘルム5世とロートリンゲン公女レナーテとの結婚式の様子を再現しているのだそう。

誰やそれ~~って感じですけど、仕掛け時計は見ごたえのある楽しいものでした!

 

平日でも、人形たちが動き始める11:00と12:00だけは、マリエン広場に人が沢山集まってにぎやかになりました。

 

ブランチ

この日の朝は何も食べていなかったので、マリエン広場の近くのレストランでブランチをすることにしました。

 

選んだのはAndechser am Domというお店。

 

入って奥の席に座ったらすぐに店員が来て、「何が良いですか」と聞かれました。

(はじめドイツ語だったから英語で言ってもらえませんかと言ったら英語でしゃべってくれた。)

メニューも何ももらってなかったのでメニュー下さいとお願いをしたところ、食事は手前の方にある席でお願いしますと言われてしまいました。( ゚Д゚)

 

後で知ったのですが、ドイツのレストランはビールを飲むだけの席と食事用の席がわかれていることがほとんどです。

わたしたちがはじめに座った席はビール用の席だったため、食事はできないよと言われたのでした(;´Д`)

 

……なんだよビール用の席って。

 

食事席に座りなおすと間もなくメニューが運ばれてきました。

でも全部ドイツ語で全く分からなかったので、わたしはかろうじて読めたパスタを、Nちゃんはその上に書いてあった何かを注文しました。

注文するときもドイツ語は読めないので「This one」を多用。(笑)

 

あ、ちなみにドイツのレストランでは、まず最初に飲み物を聞かれることが多いです。

注文した飲み物が運ばれてきたときに、メインを注文することが一般的みたい。

わたしたちの時も最初に飲み物を聞かれました。

 

その時は2人で水を注文。

当たり前ですが水は有料です。

しかもドイツでは、ただ「Water」と言うと炭酸水が運ばれてきてしまいます。

ドイツ人は日常的に炭酸水を飲むらしい。

炭酸なしの真水は「Still water」と言います。

 

瓶入りの水が運ばれてきた後にパスタがきました。

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おお、このタイプのパスタね。

 

Nちゃんには謎の食べ物がきました。

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魚肉ソーセージみたいな味のするハンバーグとマッシュポテトのかたまりたち。

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パスタもNちゃんの料理も味は本当に美味しかったのですが、何しろ量が多くて胃が破裂しそうでした。(笑)

ブランチには多すぎる食事を堪能…。

 

お会計はユーロ紙幣にて。

ここでも不慣れなわたしたちは手間取ってあたふたしましたが、店員さんは最後まで笑顔で対応してくださいました。

チップもよくわからなかったので2人で4ユーロくらいを机に置いておきました。

チップ文化のない日本人にとってはこれが一番むずい。

 

ごちそうさまでした!

 

ミュンヘンレジデンツ

食事の後はマリエン広場の仕掛け時計を見学し、その後ミュンヘンレジデンツに向かいました。

 

ミュンヘンレジデンツについて

ミュンヘン旧市街地北部にある、旧バイエルン王国ヴィッテルスバッハ王家の王宮です。

1385年にシュテファン3世によって建設が開始され、400年の歳月をかけて現在の姿になりました。

ルネサンスロココバロック新古典主義の各様式が混在する建物となっています。

参考:

ミュンヘン・レジデンツの観光情報(歴史・料金・行き方・営業時間) - HowTravel

ミュンヘン・レジデンツ - Wikipedia

 

こちがミュンヘンレジデンツ

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見た目がすごい。

窓に空が反射しているのがとても綺麗です。

 

入場料は9ユーロでした。

 

レジデンツの中でも特に印象的だったのは、やっぱりアンティクヴァリムです。

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奥行69mもある大ホールの一面は絵や彫像で装飾されていて、思わず感嘆を上げてしまうほどきれいでした。

 

このホールは16世紀のアルプレヒト5世の時代に建築されたとのこと。

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現存するレジデンツの中では最古のエリアです。

 

ルネサンス様式の円天井にフレスコ画がたくさん描かれていました。

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永遠に見ていたいけど、首が疲れる…(笑)

 

両サイドにはアルプレヒト5世のコレクションだったという、古代の彫像がずらりと並んでいます。

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多すぎてすべてを見るには時間が足りませぬ…。

わたしは彫像よりもフレスコ画が気に入りました。

 

レジデンツ内の他の天井も様々な装飾が施されていたので、見どころ以外も楽しんで移動できました。

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こちらは緑のギャラリー。

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昔は主に祝祭の際に利用されたという部屋ですが、現在はヨーロッパの絵画が70点ほど展示されています。

ロココ様式ということでそれはもう豪華絢爛。

こんな部屋じゃ落ち着いて休憩なんてできないな(笑)

 

他のどの部屋もキンキラキンって感じで、ヨーロッパらしいなと思いました。

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ワビサビ感ゼロね、日本人には落ち着かないね。

 

欧州の歴史を垣間見れる楽しい見学になりました。

 

スーパーEDEKA

レジデンツの次は教会の見学をする予定だったのですが、前日の長距離フライトの疲れも引きずっていたため思ったより疲れてしまい、ホテルに帰ることになりました。

 

その前にEDEKAというスーパーに寄り道しました。

 

ただのスーパーでのお買い物ですが、ここでも日本の文化とは全く違うものが要求され、とても手間取ってしまいました(笑)

 

まず、ドイツのスパーは入口と出口が明確に分かれています。

レジでお金を払ったらそのまま出口に出るという仕組みになっているし、入口はゲートがあるのがほとんどで店内から通ることはできません。

それからマイバックは必須。

買い物かごもない時があるので、みんな自分のかばんをかご代わりにしています。(笑)

 

スーパーではフルーツや生野菜、お水、ビール、お菓子などを選びました。

お水は売り場に並んでいるほとんどが炭酸水なので、「Still」と書いてあるやつを注意して探しました。

 

最後に商品を抱えて緊張のレジへ。

ドイツのスーパーはアメリカみたいにベルトコンベア式になっていて、ここに自分たちで商品を並べます。

レジの人には笑顔で「Hallo!」と挨拶するのがきまり。

このHalloは英語のHelloとはちょっと違っていて、「ハロ」という感じで短く言います。

 

レジのスタッフはみんな椅子に座っていて、商品のバーコードをかなり雑めにスキャンしていきます。

レジを通った商品たちは、日本のように買い物かごやバックに丁寧に詰められるということはなく、レジ先に続く台をスライディングさせられてためられていきます。

ほぼ投げるに近い。

その台の上にたまった商品たちを、客がその場で急いでマイバックに入れるというのが通常のようです。

 

日本のように店員が過度に客に対してぺこぺこする様子もなく、最後に「はいこれいくらね」って感じで代金を請求されます。

小銭をじゃらじゃら数えている時間も与えてくれないため、レジ待ちの列はかなりスピーディーに流れていきます。

 

一言で言い表すならば「雑」そのものですが、実はわたし、この雑システム結構気に入ってしまったのよね。(笑)

ドイツ含め海外では、日本みたいに「客は神様」という思想がなく、店員と客の立場が対等なのが良いです。

 

最後に支払いが終わったら「Thank you」もしくは「Danke schön」で感謝を示してお買い物終了です。

 

レジには沢山の人が並んでいて緊張しましたが、何とか目当ての商品を買うことができたのでホッとしました…。

 

ホテルにて

ホテルに帰ってきてからすぐに、スーパーで買ったイチゴを食べました。

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見た目的に赤くて大きかったので絶対甘いやつや!と期待したのですが。

すっごい酸っぱかったです(笑)

 

ドイツのフルーツは基本的に酸っぱいです。

後日ブルーベリーやラズベリー、あとはブドウも買ってみたのですが、どれも酸っぱかったり若干青臭かったりしました。

日本の果物は甘いよね、カルチャーショック。

 

さらに、スーパーで買ったこの水↓

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なんと炭酸水でした。(・ω・)ノ

…ちゃんとstillって書いてあるやつ慎重に選んだのに…真水じゃないんかい…。

 

なんかextraがダメだったみたいです。

炭酸水嫌いではないけど、ドイツのコレは日本のとは味が微妙に違くてとても飲みにくかった…。

 

買ってきたこのお菓子もなんか繊維っぽいし甘すぎて、結局旅の最後まで部屋の片隅に取り残されていました。(笑)

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買い物むずいな(笑)

 

そして買ってきた食べ物を漁っている間に窓の外はいつの間にか雪景色になっていました。

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ミュンヘンは緯度的に北海道の稚内よりも北にあるため、それなりに寒いです。

雪も降るし、風が強い日が多くて体感気温が下がります。

わたしたちが滞在した10日間のうち、マフラーがないと寒くてやってらんない、みたいな日が数日ありました。

日によって寒暖差があるため服装選びが難しいです。

 

さてこの日はNちゃんが時差ぼけのため14:00くらいにオフトゥンに入ってしまいました(笑)

…それ夜寝られなくなるやつよ。

 

わたしは1人で暇なので、kindleで今度は『銀嶺の人』を読んでいました。

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これもめちゃくちゃ良かったな…。

新田次郎は安心して読める。

 

夜は寝起きのNちゃんと買ってきたビールで乾杯。

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そういえばEDEKAのビールコーナーにはおびただしい数の瓶ビールが並んでいました。

選ぶの大変だったな…。

 

グラスに注いだらほぼ泡で、液体に到達するのに苦労しました(笑)

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しかし噂通りドイツのビールは本当に美味しかった!!

ビールがそんなに得意ではないわたしでも抵抗なく飲めちゃいました。

日本のビールにある苦みがほとんどなく、スス~っと喉を通っていく感じ。

お酒好きなNちゃんはもうジュース感覚で飲んでました(恐ろしいわ)。

 

 

こんな感じでミュンヘン旅の2日目は無事に終了。

この日はたぶん20:00くらいには就寝してました(赤ちゃん)。

しかしドイツで初めてレストランに入ったりスーパーで買い物したりと、新鮮な体験ができた、とても楽しい1日でした!

 

次回は3日目に美術館に行った記録です~。