やまとりにっき

山登りやお出かけを中心とした日々のあれこれです

ドイツ ミュンヘン旅 3日目 2020.2.27

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こんにちは。

今日はミュンヘン旅3日目の記録です。

1日目と2日目の記録は↓

yamatori0422.hatenablog.com

yamatori0422.hatenablog.com

 

旅の記録

ホテル ー シュナイダーブロイハウス ー アザム教会 ー REWE ー ホテル

 

ミュンヘン芸術の旅

朝ご飯

この日は朝7:00くらいに目覚めました。

Nちゃんは前日時差ボケで14:00にお昼寝をしてしまったため、夜中は1時間ごとに目を覚ましていたそうです(笑)

昼夜逆転してるやないかい。

 

朝は前日にスーパーEDEKAで購入しておいたフルーツと、ジャムパンを食べました。

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フルーツはもちろん酸っぱい。

パンは日本のよりもぱさぱさしていてジャムが良くあいます。

ぺろっといけちゃう。

 

ホテルにはキッチンとカトラリーが完備されていたので、ご飯を食べる時は便利で良かったです。

 

シュナイダーブロイハウス

11:00前頃にホテルを出て、シュナイダーブロイハウスというお店に向かいました。

 

ミュンヘンでも特に有名なビアレストラン。

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シュナイダーヴァイスというビールで有名なビール醸造所の直営レストランで、毎日多くのお客さんで賑わっています。

 

店内では自分で好きな席を探すというスタイル。

混雑時は相席が当たり前だそうです。

 

わたしたちの時は朝だったのでまだ人が少なく、空席はたくさんありました。

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店の中ほどの席に座ると、しばらくしてドイツの民族衣装を着た店員さんがメニューを運んできました。

 

この日わたしたちがここに来た目的は、名物である「白ソーセージ」と「白ビール」を試してみることでした。

中でも白ソーセージはミュンヘンの代表的な食べ物で、かねてから是非食べたいと思っていたのです。

 

シュナイダーブロイハウスの白ビールはいくつか種類があり、選ぶのに一苦労でした。

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そして白ソーセージは12:00までの朝限定メニューです。

ビールを注文したらご丁寧に「白ソーセージも食べる?」と聞かれたので、Yesで答えて一緒に注文してしまいました。

 

選んだビールはTAP1。

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500mlのグラスにたっぷり注がれて出てきました。

味は格別。

前夜に飲んだスーパーの瓶ビールとは比べ物にならないくらい美味しかったです。

昼からビール、最高だよドイツ。

 

後から白ソーセージが運ばれてきました。

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見た目、本当に白い。

 

白ソーセージはナイフとフォークを使って外の薄皮を剥がしてから食べます。

この薄皮をはがすのが結構難しいのよ。

ナイフとフォーク使い慣れてないからね。

 

なんとか皮を剥いで、マスタードと一緒に頂きました。

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白ソーセージ用のマスタードはわたしたちがよく口にするようなあの黄色いやつとは全く別物で、辛さの全くない甘酸っぱいソースです。

これがさっぱりした白ソーセージによく合うんです。

 

さらにこのマスタード白ソーセージ、ビールと相性抜群でした。

 

ドイツおそるべし。

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白ソーセージのおかわりはつぼの中にあります


白ソーセージ2本とビールでだいぶお腹いっぱいになりました。

ごちそうさまでした!

 

アルテ・ピナコテーク

白ソーセージとビールの後はアルテピナコテークという美術館に向かいました。

 

◆アルテ・ピナコテークについて

ドイツの国立美術館で、世界でも最古の部類に属する公共美術館です。もとはバイエルン王家ヴィッテルスバッハ家の収蔵品を市民を対象に展示する目的で作られましたが、バイエルン王国ドイツ帝国への編入を経て、国有化され現在にいたります。

「ピナコテーク」という名前はギリシャ語に由来し、「絵画の収蔵所」という意味を持つそうです。

参照:アルテ・ピナコテーク - Wikipedia

 

こちらがアルテ・ピナコテークの入り口です。

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わたしたちの前を歩いていた女性2人がこの扉に入って行ったのでこれを入口と認識することができましたが、2人だけだったらたぶん気づかずに通り過ぎていたと思います。

全然美術館っぽくないの。

街にナチュラルに溶け込んでいるの。

こういうのもヨーロッパっぽい。

 

入館料は1人7ユーロ。

学割があるみたいですが、外国の学生ってどうなんでしょうね…?

 

美術館内部はそれはもう、果てしなく大きかったです。

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歩いても歩いても部屋が現れ、そしてどの部屋の壁にも一面に絵画が展示されているのです。

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永遠と続いている部屋

 

この美術館には主に14~18世紀のヨーロッパ絵画が展示されています。

その数なんと700点以上。

 

こんなに大きなものから、

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片手におさまるくらいのものまで。

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わたしのお気に入りの絵

それはもうたくさんの絵画がずらりと並んでいました。

 

大学4年間で美術史の講義を何回かとってきたのですが、授業中に紹介されていた絵が何枚も飾られていて、その絵ひとつひとつのエピソードを思い出しながら鑑賞するのがとても楽しかったです。

 

こちらはイタリアの巨匠、ラファエロの『カニジャーニの聖家族』という作品です。

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これが展示されているとは知らなかったので本当に感動しました。

描かれているのは聖母子(マリアとキリスト)、聖母の母聖アンナ、父聖ヨアキム、そして洗礼者聖ヨハネです。

この絵の解説はこちらがわかりやすかったので参考までに↓

ラファエロ・サンツィオ-カニジャーニの聖家族-(画像・壁紙)

 

こちらの大作は、バロック時代の巨匠、ルーベンスによる『最後の審判』。

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これはとにかく大きくて、絵から何歩も離れて鑑賞しました。

講義で扱われていたので絵自体は知っていましたが、こんなに大きいとは…。

この絵には、死から復活して神と同位となったイエスによる人類の救済と断罪の審判をおこなう場面が描かれています。

割とカオスなんですが、描かれる者たちのひとつひとつの動作に意味があり、それらを解釈しながら鑑賞するのはとても楽しいです。

参考:ルーベンス-最後の審判-(画像・壁紙)

 

聞いたことのない画家の絵も沢山ありましたが、どれも見ていて楽しかったです。

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美術の教科書でよく見る、アルチンボルドの有名な絵もありました。

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あと印象的だった絵としては、この辺かな↓

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いずれも宗教画ですが、良く見ると聖人の頭に金色の皿みたいなのがついています。

これは「天使の輪」の起源とされるもので、一般人と聖人が一目見ただけですぐに区別できるようにするために考案された、「後光」のようなものです。

しかし、後姿の聖人や横を向いてる聖人に後光を描くのは難しかったらしく、なんだか顔面にパイ投げをくらったみたいになっている聖人が沢山います(笑)

 

絵自体は上手なのに後光だけおかしくてフフっとなってしまいますよね。

画家本人はいたってまじめなのだから、そこもなんというか…面白い…(笑)

 

後にこれではいけないということで、頭にリングを描く天使の輪が考案されたのだそう。

天使の輪ってよく考えると不思議なものだけど、それらが描かれるまでに様々な試行錯誤があったということは確かですね。

 

さて、ミュンヘンにはピナコテークと名のつく美術館が3つあります。

今回はアルテ・ピナコテークという美術館を訪れたのですが、お隣に建つノイエ・ピナコテークには、かの有名な画家フィンセント・ファン・ゴッホの『ひまわり』の1つが展示されています。

しかし現在、ノイエ・ピナコテークは改修工事を行っているため、一般公開は行われていません(2025年まで)。

ゴッホの『ひまわり』は今回は見られないのかなと残念に思っていたのですが、なんと『ひまわり』を含む代表的な展示はアルテ・ピナコテークの方に移されていました。

 

1階部分のギャラリーに、ゴッホの『ひまわり』を見つけました。

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おお~、教科書で見た通りの『ひまわり』や。

ゴッホの『ひまわり』は全部で7点ありますが(現存しているのは6点)、アルテ・ピナコテークに展示されているのは3番目に描かれたとされるものです。

『ひまわり』を見ると、ゴッホの耳切り事件などが連想されて悲しい気持ちになっちゃうな。

 

ゴッホの『ひまわり』と同じ部屋にはクリムトの『マルガレーテ・ストンボロー=ヴィトゲンシュタインの肖像』が展示されていました。

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名前長い。

クリムトも好きな画家のひとりです。

背景が装飾的なものが多く、どの作品にも「絵」というにはどことなく不思議な、クリムト独特の雰囲気が出ています。

 

これだけの有名な作品を間近に見れてとても満足しました。

 

1階と2階の全ての展示を見た後は、入口から右手に入ったところにあるお土産屋さんを覗いて(結局何も購入しなかった)から、ミュンヘン中心市街地に戻りました。

 

アザム教会

美術館の後はアザム教会を見学しました。

 

◆アザム教会について

彫刻家エギドクイリンアザムと、画家コスマスダミンアザム兄弟によって、1733年から1746年に建てられた教会です。南ドイツの後期バロック様式を代表する、重要な建物となっています。

参考:Asam Church, Munich - Wikipedia

 

教会に入るのは初めてでとっても緊張しました…(笑)

でもこの建築を一目見ただけで、勇気出して入って良かったなと思いました。

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絵本の世界に入り込んだみたいな気持ちになりました。

 

この教会内部では3つの世界観が表されていると言われています。

 

一つ目は訪問者が座る椅子。

うす暗く保たれていて、この世の苦しみを表しているのだそうです。

 

二つ目は高祭壇。

白と青を基調に装飾された正面部分は神に、下部は皇帝に捧げているとのこと。

 

そして三つ目は天井のフレスコ画

バイエルン選帝侯の守護聖人であるネポームクの人生を描き、窓からの光を通して空へと放たれる様子を表しています。

 

入り口近くにはこのような柵が立っていて中には入れませんでしたが、遠くからでもこの建築のすばらしさを十分感じることができました。

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入口部分の天井も素敵でしたよ。

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ここは一見の価値ありです。

 

スーパーREWE

市内の観光を終えて、ホテルに帰る前にまたスーパーに寄り道しました。

前日はEDEKAというスーパーでしたが、この日はREWEというところに行ってみました。

 

主にお菓子を買いました。(笑)

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EDEKAとREWEはドイツの2大スーパーという感じですが、REWEの方が品ぞろえが多い印象でした(店舗にもよりますが)。

 

2回目とはいえ非常に緊張するレジを突破し、ホテルに帰りました。

 

ホテルにて

ホテルでは、前日のようにスーパーで買った食べ物を漁りました(笑)

 

まず前日に失敗した真水。

今度こそでかでかと「STILL」と書いたボトルを購入してきました。

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ちゃんと真水でした、炭酸水じゃなかった、良かった!!!

 

マグナムアイスも買ったので食べました。

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海外のハーゲンダッツという感じのアイスです。

高いですがめちゃくちゃ美味しくて感動しました。

おすすめえ~~。

 

あとはポテチを食べました(お菓子しか口にしていない)。

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後ろの荒ぶる人間は気にしないでください

いやこれすごくおいしかったですよ。

日本のよりもジャガイモの味がしてビールに合う。(笑)

しかも安いのに量はぎっしり入っていました。

日本のポテチには、袋の大きさの割に中身はちょぴっとしか入っていない、みたいなの良くありますよね。

ドイツのはそんなこと絶対ないです。

最後までポテチたっぷり♡

 

食べるだけ食べたNちゃんは、またお昼寝タイムに入っていきました。

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時差ボケがイマイチなおっていないらしい。

まったくよく寝るやつである。

 

 

この日は21:00くらいに就寝しました(赤ちゃん2日目)。

3日目はミュンヘンの芸術に触れることができた良い1日でした。

次回は4日目の記録です。