こんにちは。
今日は硫黄岳に登った記録です。
硫黄岳について
硫黄岳についてとルートの詳細はこちらを参考にしてください。
山行記録
5:50 桜平駐車場(中) ー 7:30 ヒュッテ夏沢 ー 8:10 硫黄岳山頂 9:55 ー 12:15 桜平駐車場(中)
硫黄岳ゆるハイク
はじめに
日本アルプス・八ヶ岳をはじめとする長野県内のめぼしい山たちでは初冠雪を記録しましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
八ヶ岳山麓で暮らすわたしは、日々下がっていく気温に物寂しさを感じています。
まじで寒い。
大きくなる冬の足音に震えが止まらないよ。
そんな現実世界とは裏腹に、やまとりにっきはまだお盆休みを進行中です。
時差がやばし。
もはや書く側もやる気が失せるほど季節感のない記事で大変申し訳ないのですが、夏のことを思い出しながら読んでいただけると幸いです。
さて、今年のお盆休み4回目の山は、南八ヶ岳は硫黄岳に登ってきました。
実はこの6日前にも硫黄岳に出かけているので、お盆休み中に硫黄岳に2回も登ったことになります。
(1回目↓)
まあ飽きないよね。(笑)
今回はお馴染みのかずずと出かけてきました(/・ω・)/
桜平駐車場からヒュッテ夏沢
桜平駐車場(中)には5:30頃に到着しました。
この時間に着いてもそこそこ混んでいるのだから驚きです。
ちゃちゃっと準備して出発!
一番右は常念かな?
夏沢鉱泉を過ぎると、日の光が差し込む美しい森歩きを楽しみます。
まだ冷たく湿った空気をめいっぱい肺に吸い込むと最高に気持ちが良いです。
朝の山の醍醐味。
あっという間にヒュッテ夏沢に到着しました。
(6日前にも登った山となると、写真を撮る回数が極端に減る(笑))
ヒュッテ夏沢から硫黄岳山頂
ヒュッテ夏沢を通過する際に見た東方面の山々が、幾重にも青く連なっていてとても綺麗でした。
なんという山だかはもちろんわからない。
群馬の山?
三座同定の難易度MAX。
ヒュッテ夏沢から硫黄岳方面へ少し登ると、根石岳の向こう側に浅間山が見えてきます。
浅間の外輪山、黒斑山には今年の2月に登りました。
なんだか遠い昔の事のように感じる…。
この時は山形の山の先輩Kさんに大変お世話になりました。
元気にしているだろうか、また一緒に山登りたいなあ…。
大きな天狗岳と小さなかずず。
ヒュッテ夏沢はもうあんなところに。
どんどん歩いていくと、前方には峰の松目が見えてきます。
奥に連なるのは南アルプスの南の端くれ山と、そのさらに奥に中央アルプスの山並み。
一番右奥は御岳山です、きゃっこいい~!
硫黄岳山頂に近づくにつれて青い空が眩しくなってきました。
この辺から見る山の斜面、なんだかアルプスの少女ハイジ感ある。
ヤギとか走ってそう(ここでヤギがいないか目を凝らすが、もちろんいない)。
いい天気!
頑張れかずず!
いよいよサファイアブルーに輝く山頂標識を発見した時、先頭をかずずに御譲りです。
初めての人には自分より先に山頂に立ってほしいし、何しろ硫黄岳山頂から見える南八がスバラシイため早く見てほしかった。
硫黄岳山頂到着です!
硫黄岳山頂
山頂ではトレラン風パーティの方々と写真の撮り合いっこをしました(笑)
うちらってシャイだから(←)、山頂でも誰かに写真お願いすることがほとんどないので、こういうツーショットは割と貴重。(笑)
写真を撮ってくださった方々、遠くから眺めてめちゃ絵になる場所で景色を眺めていらっしゃったので、撮らせていただきました。
またいつかどこかの山で会えますように。
八ヶ岳の中でわたしの一番の推しは阿弥陀なのですが、この日もこのいけめんっぷりでした。
阿弥陀しかかたん。
後ろにずらりと並ぶ南アの主峰たちも霞んで見えるほどさ。
我も入れろとばかりにフレームインしてくる権現も憎めない。
中央アルプスはこんな感じに見えます。
ごめんなさい、知らないハイカーさんをいい感じに写してしまいました。
写真を撮ってるわたしの隣で、まるで家の居間にいるかの如くごろ寝スマホし始めるかずず。
もはや山に興味なしかよ。
山頂には人が結構いたのでだいぶ恥ずかしかったです。
他人のフリをしました。
そんなぐーたらかずずが撮ったわたしがこちら。
題名:右手どうした。
しばらく山頂でだらだらしたあとは、爆裂火口を見に山頂の東へ足をのばしました。
登山道の爆裂火口側にはロープが張ってあり、それに沿って歩きます。
ロープより先は危ないので入らない方がいいです。
爆裂火口はこんな感じ。
大昔に火山でここがごっそり吹き飛んでこんな崖になりました。
怖。
爆裂火口の縁をずっと東へ歩いていくと、南八オールスターズの角度が変わってめちゃくちゃイイ感じ。
Green Mountains.
大同心のいけめんっぷり。
大同心、夏はフリークライミングができるのですが、この日も腰にロープやカラビナをじゃらじゃらさせたクライマーが硫黄岳付近を歩いていたので、大同心行ってきたのかなあなどと想像しちゃいました。
雲稜ルートとか、南稜とか。
詳しくはよくわからないけれども。
わたしも人生で一回はフリークライミングしてみたいんだよね。
爆裂火口越しに見る北八。
根石に天狗に北横や縞枯、蓼科。
まあ綺麗。
これは南八とメドューサ。
その髪の毛どうしたんだよ、芸術の域だよ。
いい空とかずず。
メドューサ卒業。
八ヶ岳の空ってなんか無駄に青いよね。
同じ晴れでも、例えば北アはこんなに青くない気がします。
カラッとする南と、じめじめする北の違いなのかなあ。
爆裂火口の縁の東端に来ました。
東の、例のよくわからない山々。(笑)
横岳の稜線に、かろうじて頭を見せていた富士山。
ここまで存在感のない富士山は初めてです。
これはこれでレア(?)
東端からUターンして帰りました。
硫黄岳の山頂(一番高いところ)は爆裂火口壁の縁にあるのですが、崩落の危険があるため行けないのです。
帰りも青空に向かって歩きました。
風は強かったですが、天気が良いと気持ちも晴れますね。
これはiPhoneで撮った写真。
ピンがきてないのですがそれもまた一興。
下山
硫黄岳山頂標識のある広場に戻ってきてからすぐに下山を開始しました。
赤岩の頭経由で下っても良かったのですが、なんだか疲れてしまったので来た道を引き返すピストンコースに。
最後まで晴れてくれてよかった。
森林限界をあっという間に下り、緑の森の中をどかどか歩きました(笑)
マイナスイオンを滝のように浴びた。
夏沢鉱泉前の滝。
滝のように滝。
そんな感じで(どんな感じだよ)無事下山しましたとさ。
(最近記事のしめ方がわからないわたしです、やっつけで終わらせた感(笑))
お疲れ様でした!
感想
青空が良かったです。
真上に向かって黒色に近くなる八ヶ岳の青い空。
吸い込まれてしまいそう。
「八ヶ岳ブルー」って、空気の綺麗な田舎の青空を見慣れない都会の人が勝手につけた名前と思っていたけれど、八ヶ岳にほど近い田舎に住んでるわたしでも「八ヶ岳ブルー」と口にしたくなっちゃうくらい、この日の空は良い色でした。
同じ空でも山で見る空と下界で見る空は気持ち的に違って見えるな。
宇宙感じる青い空が大好きです。
硫黄岳は手軽なのでいつも混んでてたまにうんざりしてしまいますが、山頂は広くゆったり休憩出来てかつ、景色が最高なので誰にでもお勧めできる山です。
いつか、桜平からではなく東山麓から登ってみたいなと思います。