こんにちは。
今日は山ギアのお手入れ編。
シュラフの洗い方をご紹介します!
はじめに
皆さんはテン泊に使うシュラフを洗ったことはありますか?
わたしはシュラフを買ってから3年間、なんと洗ったことがありませんでした…。
今考えると汚いけど、多くても年5回ほどしか使わなかったので今まで全然気にしてなかったのです(;^ω^)
しかしこの間、わたしの山の師匠が「シュラフを洗ったらふっかふかになってあったかいし最高だよ!」と教えてくれたことをきっかけに、自分のシュラフも洗ってみることにしました!
シュラフの洗い方
シュラフの種類
シュラフには主にダウンと化繊の2種類があると思います。
今回紹介するのはダウン製シュラフの洗い方。
化繊シュラフの方はおそらく使う洗剤等違うと思いますので、この記事は参考にはならないかもしれません、ごめんなさい。
今回洗ったわたしのシュラフは、モンベルのダウンハガー650の#3。
夏山でモンベルシュラフなら、ほどんどの人がこれを使っているかと思います。
紹介文通り、コスパ良し!使い勝手も良し!
特に不満なく使っております。
シュラフは、寝ている間の汗・皮脂や空気中の湿気を吸収しています。
これを放っておくと、ダウンの保温力が低下したり匂いのもとになってしまうみたいです。
快適なテント泊を楽しむためにも、定期的なお手入れが必要なんですね。
ちなみに、モンベルのサイトでは以下のように洗濯が進められています。
全体的に汚れている場合や、かさが低くなり買った当初ほど暖かくないと感じる場合は、全体を洗います。
頻繁に洗うのはダウンにとって良くないですが、汚れが目立ってきたらお手入れするようにしましょう(^^)/
手洗い
今回使った洗剤は、モンベル製のメンテナンスダウンクリーナー。
ダウン製品ならほとんどすべてのギアに使えるみたいです。
(また今度ダウンジャケットも洗ってみようかな~。)
洗い方は、同じくモンベルの公式サイトを参考にさせていただきました。
①まず洗う前に、シュラフのファスナーやマジックテープをすべて閉めます。
開けたまま洗うと生地を傷めるらしいです。
この辺はレインウェアを洗う時と同じ。
②次は、浴槽(もしくは大きな洗い桶等)にぬるま湯をためます。
③ぬるま湯にはダウンクリーナーを投入です。
量は説明書きに書いてあるので参考にすれば良いと思いますが、まあ正直適当ですよね…。
④そこに寝袋をin。
(洗い方サイトには「軽くたたんで空気を押し出してから浸す」と書いてあったけどガン無視をキメた。)
⑤手で押し洗いしても良いですが、かなり大変なので足で優しく踏み洗いします。
「優しく」ってどんな?踏み洗いに優しいとかいう概念ある…?
という永遠の謎を抱きながら洗いました。
そして1回目の洗いが終わったところがこちら。
…汚な!!
寝袋ってこんなに汚かったんだ…という衝撃が走りました。
山キャンで使っているので、泥や砂も吸っていたんでしょうね…。
今までちゃんとお手入れしてあげてなくてごめんよう…。
すすぎ
踏み洗いが十分できたら、今度はぬるま湯が濁らなくなるまですすぎを繰り返します。
1回目のすすぎ。
濁るね。
2回目のすすぎ。
若干濁るね。
3回目のすすぎ。
…うん、良いでしょう!
脱水
すすぎの次は脱水です。
浴槽の栓を抜き、シュラフ内部の水が自然に抜けるのを待ちます。
強い力をくわえるとシュラフのダウンが傷んでしまうので、絞る等はやめた方が良いみたいです。
それでも一度水を含むとなかなか乾かないというのがダウンの特性なので、自然に水が抜けるのを待つのは現実的ではありません…。
わたしは軽く押したり、持ち上げたりしてある程度の水を抜きました。
しかしダウン、濡れると驚くほど重くなります。
これが行動中にダウンを身につけてはいけない理由のひとつ。
濡れたダウンは最悪です(;^ω^)
水が抜けたらバスタオルで挟んでさらに水分を出します。
わたしは下に敷いたバスタオルの下に、珪藻土マットも敷きました。
上にかぶせたバスタオルで水分を押し出すのですが、2枚のバスタオルはびしょ濡れになりました。
バスタオル4枚くらいは軽く濡らしてしまうほど、シュラフはまだまだ水を含んでいます。
ダウン水吸いすぎ。
乾燥
ある程度脱水できたら、次は乾燥に移ります。
サイトでは乾燥機を推奨していましたが、水を含んだダウンシュラフはうちの乾燥機が壊れてしまいそうなくらい重かったため、1時間ほどウッドデッキの日陰に干して軽くしてから乾燥機を使うことにしました。
師匠はコインランドリーに行ったって言ってたけど、コインランドリーの乾燥機はこのめちゃ重い濡れダウンを投入しても壊れないのかしら。
まあ適当に干したよね。
この状態で長時間置いておくのはたぶんよろしくないと思うので、良い子はマネしないでね。
水が落ちて少し軽くなったところで、ネットに入れて乾燥機に投入してやりました。
設定は「弱」。
洗い方サイトにも「低温」が推奨されています。
乾燥機によって乾燥時間が変わるので、時々取り出して様子を見ながらじっくり乾燥させます。
乾燥前はシュラフの中の羽が偏っているので、乾燥機から取り出す度に軽くたたいたり、移動させたりして偏りをなくしながら乾かしました。
1~2時間ほどで、ふんわりふかふかのシュラフが出来上がりです。
表面上は乾いているように見えても、実は中の部分は湿っていたりするようなので、乾燥機での乾燥が終わったあとも、1週間程度は部屋干しをします。
その際は、ファスナーやマジックテープを開けておくとより乾きやすいです。
日があったると劣化してしまうので、必ず日陰干しをしましょう。
以上でダウンシュラフの洗濯は終了です。
おわりに
ダウンシュラフって洗うの超大変です。
踏み洗いとすすぎには汗を流しました(笑)
乾燥も時間がかかるので、シュラフを使わないシーズンオフに洗うのをお勧めします。
その代わり、洗い立てのシュラフは保温性を取り戻し、ふかふかあったかな寝心地です!
もしシュラフを数年洗っていないよという方がいたら、是非一度、山での快適な睡眠のために洗ってみるのはいかがでしょうか(*'▽')