こんにちは。
今日は八千穂高原から北八を散策したお話です。
山行記録
6:20 八千穂高原自然園登山口 ー 8:10 八柱山 ー 8:45 雨池 ー 10:40 双子池 12:10 ー 13:35 雨池 ー 14:00 八柱山 ー 15:15 八千穂高原自然園登山口
北八まったり秋の旅
はじめに
みなさんもうワクチン接種は済みましたか?
わたしは1回目の接種をした次の日の倦怠感が半端なく、仕事を午前中で切り上げて早退してきました。
よく聞く「倦怠感」ってこのことか~~などと感動しました。
1回目だからか熱は微熱程度で、頭痛もほんのりという感じ。
2回目の摂取が怖くて震えます。
さて、今回はかずずと北八を徘徊した記録です。
八ヶ岳は地元の山ということもあって最近は毎週のように通っていますが、今回も八ヶ岳の魅力を再確認した山行となりました。
八千穂高原から八柱山
今回の登山口である八千穂高原自然園に到着したのは午前6:00前頃。
自然園とは道を挟んで反対側にある、マレットゴルフ場と書かれた駐車場に車をとめさせていただきました。
お手洗いもありました。
今回は、ここからかずずと八柱山・雨池を経由して双子池へ向かいます。
雨池は何度か足を運んだことがありますが、八千穂高原から登るのは初めてで、また双子池も行ったことがなかったのでとても楽しみ('ω')
最初の方はしばらくの林道歩きです。
幅の広いゆるやかな砂利道が続きますので、だらだらおしゃべりしながら登りました。
若干の葉の色づきに秋を感じます。
気候も涼しく歩きやすかったです。
気温は10℃弱くらい。
新しいザックを背負ったかずずは元気もりもり。
Zpacksにしたらしい、センスがよろしい。
Zpacksのダイニーマ生地や細かなギミックが面白くて、前を歩くかずずのザックをずっと眺めながら歩きました。
背面パネルがマットと兼用になっているところが良かった!
使えば使うほど味が出るダイニーマ生地もポイント高い!
Zpacksとかずずのこれからの山旅が良きものになりますように。
40分くらい歩いたところで八柱山の分岐に出ました。
目指すは八柱山(*'▽')
分岐からは斜度がグッと上がります。
背の高い笹を横目に、登山道は藪が綺麗に刈ってあるので歩きやすかったです。
息が切れてきた頃、八柱山の山頂に到着しました。
山頂には鉄塔みたいなものが建っていました。
よく見ると、宇宙科学研究所の大型アンテナ施設と書いてあります。
何を計測しているのかわかりませんが、ランドマークになってくれててわかりやすい…。
山頂には三角点もありました。
事前情報は得ていましたが、山頂からの展望はほとんどありません。
少し立休憩してから先に進みました。
八柱山から雨池
八柱山からは雨池を目指します。
なだらかな針葉樹の森を歩いていると、「北八に来た~!」という気持ちになります。
静かでマイナーな北八が大好き。
八柱山から40分で雨池に到着です。
少々ガス気味でした。
紅葉の始まりらしく、池のほとりの木々は黄色やオレンジ色に染まりかけていました。
冒頭にも書きましたが、雨池は過去に何度か来たことがあります。
(山行記録はこれしかなかった。)
季節によって水量がかなり変化する池なので、来るたびに「今回はどのくらいの水量かな」と推測するのが楽しみです。
今回の雨池はなかなか水多め。
秋なので水量が減っていると思っていましたが、この時期はまだまだたっぷりと水を湛えているようです。
ちなみに雪の降る前になると水が引き、池底の岩などが露出する姿が神秘的です。
いち早く葉を赤くしているのは何の木だろう。
池のふちに露出している岩を伝って、双子池方面への分岐に向かいました。
静まり返った池を見ていると心が安らぎます。
雨池から双子池
分岐から双子池方面へ少し登ります。
入山者の少ない山域なので倒木やら小藪漕ぎやらがありましたが、道は明瞭であまり迷いそうな箇所は見当たりませんでした。
なだらかな道が急下りになると、ぽんっと林道に出ます。
進行方向にはガードレールの付いた橋。
ここからしばらくは再び林道歩きです。
左手に小川が流れていて癒されました。
こういうやつ↓があって、なんか…良かったです(語彙力)。
足元には秋の知らせ。
う~む…ちょっと気持ち悪め…?
食べれるって言われてもたぶん食べない系きのこ。
こっちの林道は割と紅葉でした。
黄色っぽくなっているのはダケカンバですね!
双子池に近づくにつれ、林道の傷み具合が酷くなってきました。
まるで川の底を歩いているような気分でした。
雨が降れば川になるんでしょうな…。
というかこの道がコンスタントに川になるのも時間の問題では…。
川底を遡行し分岐に出ました!
ここから双子池までは眼と鼻の先です✦
かずずのザックにいたずら。
綺麗に染まったナナカマドの葉です。
秋って良いなあ~。
先程の分岐から15分で双子池ヒュッテに到着しました。
中には入っていませんが、醸し出す雰囲気が最高な山小屋でした。
トイレの使用料を受付で払う仕組みになっていたのですが、受付のお姉さんが笑顔で対応して下さって好印象でしたっ。
お姉さんかわいかったっ。
わたしもかわいいお姉さんになりたいっ。
双子池
雌池
今回の目的地である双子池、その名の通り双子のような2つの池があります。
雄池と雌池と呼ばれ、雌池のほとりにキャンプ指定地があります。
わたしたちは先に雌池へ向かいました。
雌池はこちら。
波紋ひとつない水面はまるで巨大鏡のようでした。
雌池は、グレートトラバースでお馴染みの田中陽気さんが同番組内で水浴びをした場所だそうです(わたしはその回見てないんだよな~~)。
絵本の世界に迷い込んだような錯覚に陥るくらい神秘的でした。
うっすらと靄がかかっています。
晴れていて風のない夜は、この水面に満天の星空が映し出されるそうです。
…ロマンチックか。
しかしわたしたちがテン場の適当な場所に腰を下ろした頃には、一帯にはガスが立ち込めて真っ白になってしまいました。
…どうしたどうした、急に不気味じゃん。
いきなり出してくる犬神家感、足が二本飛び出てくる感。
感動的水鏡の後の落差がすごい。
しかし今回の山行には、池を見物する以外にも大きな目的がありました。
それは「山ごはん」を満喫すること。
秋こそが、山ごはんを楽しめる最高の季節なんです。
今回はこの食材を使って…
\はい、うどん、どーん/
少し肌寒かったですが、熱々うどんを食べて心も体も温まりました!
めちゃくちゃ美味しかったです。
犬神家感たっぷりの池のことなどすっかり忘れました!(笑)
このうどんは、豚バラに餅入りというスタミナ系✦
簡単にできるので、また作り方は別記事にしますね。
雄池
雌池で山ごはんの後は雄池見学へ。
長時間行動しないと体が冷え冷えになるくらいには寒かったので、2人で山シャツを羽織りました。
山シャツというのは万能です、最近はまり中。
雄池はヒュッテを通り過ぎたところにあります。
雄池周辺への荷物の持ち込みは禁止です。
入口にこのような看板があるので従いましょう。
飲み水にしているくらいなので当たり前かもしれませんが、雄池、それはそれは綺麗でした。
透明度高すぎて池の深さを目測できないのが怖かったです(笑)
ガスガスでもしばらく待っていたら、陽の光がぽかぽかとしてきてポトレ日和になりました。
良い池だ、また来よう。
最後にチーズ!
下山
下山は来た道を引き返しました。
今回は長めのコースですが、平坦なところが多いのでさほど疲れは感じず。
帰りも北八の森を心ゆくまで楽しみました。
しかし、八柱山を過ぎたあたりから大量の謎の小さい羽虫に襲撃されまして、最後の林道をダッシュで下山するという事件にまで発展しました…。
後でかずずの車から発見された犯人の虫↓
かなり小さいハエのような虫なのですが、足が太くて振り払ってもしがみついてくる気持ち悪さ。
これ、最悪なのは人の髪の毛に潜り込んでくるということです。
そして不幸なことに、ハッカスプレーも虫除けも効かないのです。
猛ダッシュで林道を下りて、駐車場で髪から虫を取る作業が鬼畜でした。
帰宅後はもちろんシャンプー2回しました。
調べても何の虫かわからず(調べると羽虫の画像が大量に出てきて鳥肌で無理だった)…
とりあえずもう二度と遭遇したくないです(笑)
まあ、こんな感じで最後は大変な思いでしたが…(笑)、綺麗な景色を見れて、秋の北八を満喫できた旅になりました!
お疲れ様。
おまけ
帰りに横谷渓谷の駐車場で日向ぼっこしました。
横谷渓谷もいつか歩いてみたいです。
感想
やっぱり初めての場所を歩くのは楽しいです。
最近八ヶ岳を東側から攻めるのにはまっているのですが、今回も人の少ない静かな山行を楽しむことができました。
今回のルートは北八の中でもかなりマイナーなルートだと思います。
計画を立てる時、地図を眺めながら「ここをこうやってつなげて~」とやるのが面白かったです。
目的地は山頂ではありませんでしたが、たまにはそんなまったり旅も良いですね。
冒頭にも書きましたが、八ヶ岳にはほぼ毎週足を運んでいます。
しかし八ヶ岳の魅力というのがわかるようになってきたのはここ最近のこと…。
登れば登るだけ面白い八ヶ岳。
大好きでござる。
しかし今回の山行で八柱山に登ってしまったので、北八で登っていないのは雨池山と双子山と冷山くらいになってしまいました。
未知が既知になるというのには、なんとも言えない残念さがあります…。
それでも、残りの未知のピークものらりくらりと登っていきたいと思います。