やまとりにっき

山登りを中心とした日々のあれこれです。最近バイクもはじめました!

普通自動二輪免許を取得するまでの道のり⑧~MT小型自動二輪限定解除教習~

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こんにちは。

社会人5年目の女が、小型限定→限定解除普通自動二輪免許を取得するまでの道のり7話目の今日は、小型自動二輪限定解除教習の記録です。

↓前回までの記事はこちら

 

1限目

ようやく小型限定解除教習開始!緊張の1限目は、400ccバイクに慣れることが目標です。初めまして、スーフォアさん。400ccネイキッドかっこいいな~~!!

global.honda

 

まずエンジンをかけてみます。

きゅるきゅるとセルモーターが回ってかかったエンジン音は、小型の時となんか違う。色々理由はあるのですが、まず気筒数が違うとのこと。小型の教習車(CB125)は単気筒エンジンで、中型(CB400)は4気筒。トコトコという、いわゆる「鼓動感」を感じるCB125とは対象に、「ブォーー」というなめらか?繋がってる?的な音がするCB400なのです。気筒とかよくわかってないけど、なんかかっけえ。

(てか4気筒ってわたしの乗ってる車より気筒数多い…贅沢なバイクね。)

 

それでは発進。

なんかこう、頑張らなくてもクラッチがすぐ繋がって、すいーっとスムーズに走り出しました(知識も語彙もなくてすみません)。ギアチェンがシビアな小型と違い、低速ギアでどこまでも走れちゃう気がする。楽しい。

徐々に速度を上げて変速。エンジンもつよい(?)から、車重があっても軽々走ります。というかめっちゃパワフル。これが中型バイクかあ〜〜。

 

ついてきてくださいと言う教官の後を追いかけ、最初はぐるぐると周回コースを走り、徐々にS字や坂道などの簡単な課題走行をしました。

思っていたより全然乗りやすくて乗り心地もいいのでスイスイ走りました。強いて言えば停止中に左足で車体を支えるのが不安。足つきはいいのですが、どうしても小型と比べちゃうので重く感じます。まあこれは、あと4時間で慣れましょうということで。

 

2限目

検定コースの走行と課題の練習に入りました。

 

普通自動二輪の検定課題は、一本橋急制動、S字、クランク、坂道発進スラロームの6項目です。

一本橋

何回かやりましたがノーミスでした。車重があるからか安定感抜群で、正直小型でやるより全然簡単。

急制動

こちらは中型になると内容が少し変わり、40km/hで走行し、ブレーキ位置から11m以内に停止となります。小型の時は30km/hしか出さなかったので、この違いは結構大きい気がしました。40km/hから強めのブレーキをかけるというのが、慣れるまでは恐怖心でできませんでした。何気これが一番苦手科目だったかも。

③S字

らくしょー。

④クランク

小型で苦戦したクランク。バイクが大きくなったら失敗しなくなりました。低速時の安定感がまるで違います。

坂道発進

やることも原理も小型と同じです。問題なし。

 

小型で練習してきた課題はまあこんな感じ。急制動以外は拍子抜けするくらい簡単で、小型をちゃんと乗りこなす方がよっぽど難しいと思いました、不思議。急制動は……これからスーフォアさんに慣れていけば大丈夫でしょうと信じる。

 

スラローム

さて、問題は中型から新たに追加されるこの検定項目。等間隔で並んでいるパイロンの間を縫うようにして走る課題です。スタートからゴールまでは8秒以内に走り抜けます。パイロンに触れたら一発検定中止の緊張課題。YouTubeでノウハウ動画を見まくって原理はわかっていたはずですが、やってみるとあれれ、思った通りにいかない。

さらにこの時間の担当教官との相性が悪く、声が小さい上に正直何言ってるんだか全然わからん。訳のわからぬまま時間だけが過ぎ去り、8秒はおろか9秒すら切ることができずに終わりました。激おそ。

 

教習後…教官がもごもごと独り言を言っている(ように聞こえる)ようだ▼

スラローム…どうしようかな、補習やった方がいいかもねえ」

!!!絶対いやですけど!!!

どうしますかと聞かれたので、やらなきゃだめですか?と聞いたら、補習にされました。なんでやねん。

+6千何某円が飛んでいきました…痛い…。

 

受付で補習の手続きをした時は、他の教官の皆さんに「どうした何につまずいたんだ」と聞かれまくり、一時ロビーが騒然としました笑 小型をストレートでとった女が中型で苦戦してるぞ(不審の目)というわけです、なんか悔しくなってきた…。

帰ってからYouTubeスラロームのやり方動画を漁りました。

 

(補習)

スラロームをみっちり練習。

 

今回の教官は2限目とは正反対の教官で、バイク大好き!楽しく乗ろうぜ!というノリの方。まず見本を見せてくださり、それから教官の後を追って2回ほど練習。その後は、教官にアドバイスをいただきながら1人でひたすら繰り返しました。

 

効果てきめんだったのは、教官の後ろについて走った時。教官の真似をするようにやったら、あんなに訳のわからなかったスラロームがスンと腹落ちしました。百聞は一見にしかずとはこのことか。

そこからは快進撃。すぐにタイムが縮まり、最後は7秒を切って6秒台を出しました。

「なんか楽しそうじゃん!もう一回やろう!」を何回も繰り返させられて笑、終わるころにはへとへとに…。

 

補習終了後、「なんで補習になったんだろうね?」と教官に疑われるくらいにはそっこーの上達でした。スカッとした〜。

 

3限目

オートマ教習。

 

二輪のオートマっていうのはスクーターのことですね。ただでさえ5限しかない科目の中で、1限はオートマ教習に持ってかれるという…ほんとカリキュラムが鬼。

 

生まれて初めてのビックスクーターに乗車。原付教習の時にも陥った「クラッチどこだ」の錯覚にまた襲われましたがなんとか発進。

オートマはアクセルのレスポンスが激遅で、あっと思った時には時すでにおすし。わたしはクランクでしっかりこかしました笑笑 教官が、大丈夫か!とすぐに駆けつけてくれ、「もうこれいいから私のCB乗ってって」と言いながら倒れたスクーターを起こしてくれました。….え、いいんすか笑 

わたしがCBに乗り、教官がスクーターで追いかけてくるという謎の構図で残りの教習を終えました。

 

限定解除は大変なカリキュラムなので、教官は色々と融通をきかせてくれるらしいです。笑

 

4限目

ひたすら課題走行。

 

この日は雨が降っていたので路面がウェット状態で、スラローム急制動が怖かったです。特に急制動では、「路面が濡れているからくれぐれも無理はせずに気を付けてください」と前置きしてもらったにも関わらず、後輪ブレーキをロックさせてしまい(完全に強さ間違えたよね)、横滑りしてすっこける寸前で停止しました。おお~、教科書に載ってた後輪ロックってこのことか~ドリフトみたいだったな~とその場でのんきに回想していたら、教官が青い顔をして駆け寄ってきてくれ、急制動の練習は即中止になりました笑 申し訳ございませんの一言に尽きる。

 

その他課題はまずまずというところ。補修を入れたら5時間ですが、よくここまで乗れるようになったなと自分でもびっくりです。

 

5限目

最後は見極め。

 

小型の見極めでもお世話になった教官に見ていただきました。教官の前でコースを走行します。やっぱり緊張しましたが、大きな失敗はなくほぼ完璧に走り切りました。教官には、「久しぶりに安心して卒検に送り出せる子だ」と言っていただいたので心が落ち着きました。が、その直後に「俺個人的には1コマ追加補習は絶対に必要なかったと思うけどね、追加されちゃったの残念だったねえ」と言われて心が波立ちました。¥6,000の返金求む。

 

 

それでは、次回は待ちに待った限定解除卒業検定のお話です!ドキドキ