こんにちは。
社会人5年目の女が、小型限定→限定解除で普通自動二輪免許を取得するまでの道のり5話目。今回は小型二輪教習の第二段階のお話です。
↓前回までの記事はこちら
MT小型二輪教習(第二段階)
1限目
第二段階の1限目はいきなりシミュレーター。
しょっぱなからああもうやんなっちゃうな。
二輪は路上教習がないので、シミュレーターで公道を仮想体験しようという回ですが、シミュレーターのつまらなさ(無意味さ?)は前回の記事の通り、現実味がなさすぎるという点。麻酔したほっぺを触っている感覚です(たとえがわかりにくい)。
今回は、もうひとり女性の方と一緒に受講しました。
この方も普通自動二輪を希望したそうですが、小型からの取得をすすめられ仕方なく…というわたしと同じパターンとのこと。同類ともありすっかり仲良くなり、後々LINEも交換させていただき、励まし合いながら一緒に免許を取得しました。
この方は小型のかつかつカリキュラムに翻弄され、すでに6限も追加教習となってしまったそうです。でもね、リアルにこういう人の方が多い。わたしはたまたまストレートで来れたけど、運がよかったんだと思います。
道路標識などの法規走行や危険予知を一通り学びました。法規走行に関しては車の免許は持っているので「おさらい」が正しいのですが、普段見ない道路標識って結構ちゃんと忘れちゃってるもんですね…。復習になってよかったです。
2限目
カーブの走行、回避、立ち乗りでの走行、課題の練習などを行いました。
速度を変えてカーブを曲がり、各速度でどういう違いがあるのかを体感しました。
速度が速すぎるとカーブをオーバーして対向車線にはみ出すよねっていう体験のはずなのですが、意外と曲がり切れてしまったわたし。なんかすみませんでした。
対向車(ほかの教習車)がいると危ないので通過するまで待つのですが、なんせきつきつカリキュラムのため、しびれを切らした教官が「あ~、もういいや!時間ないからこれやめて課題走行しよう」と途中で投げ出したのには笑いました。
それにしても小型カリキュラムきつすぎん?(n回目)
回避は、立っている教官に向かってバイクで走って行き、教官が右手を上げたら右へ、左手を上げたら左へ避けるという練習です。
操作をミスったら教官を轢き殺しかねないので、教官も命がけだなあっとぼんやり考えながらスタート。やることはそんなに難しいものでもないので、こちらも難なくクリアです。
立ち乗り走行は、バイクに立ち乗りして1,2周走るというものでした。
最初のなんとも言えない罪悪感以外は特に問題なし。この立ち乗り、免許を取った今は結構使ってる技なので、あの時慣れておいて良かったと思います(ちなみに、ぼこぼこの道を走る時におしりが痛いから浮かせる技です笑)。
3限目
こちらも課題の練習。
3限目は一味違い、シミュレーターで一緒になった女性の方と一緒に教習を受けました。
先頭を代わりながら、卒検で走るコースと課題を確認していきます。他の教習生の方と走るのはなかなか刺激にも勉強にもなり、楽しい時間でした。なにより、心細かったり不安な気持ちを励まし合うことでポジティブに変えられたのがよかった…✦
YouTubeでイメトレをしたりMYバイクでコソ練したクランクは、たまにパイロンを踏みつぶしますが笑、ここにきてどうにかサマになってきました。本番まであと2限、必死です…。
4限目
またシミュレーター。
今回はセット教習で学科(ディスカッション)もありました。
このシミュレーターは危険予測。ありえないタイミングで人が道路の脇から飛び出してきたり、ありえないタイミングで車が突っ込んできたり…トラップ満載のシミュレーションに、思わず「なんでやねん」というツッコミが飛び出します。
このシミュレーションで気づいた危険個所をディスカッションするというセット教習なのですが、なんせ他に教習生がいないもので、ディスカッションの相手は教官となります。紙に気づきを書いて何個か発表するスタイルで進んでいく授業。
危険個所の走行を教官が毎回リプレイしてくれるのですが、バスから飛び出してきた女の子を数センチ差でぎりぎり回避しているリプレイでは、「うーん、ほぼ轢いている」と真顔でフィードバックしてくる教官に思わず吹き出しました。
教官にとってもシミュレーター教習はつまらないらしいので、リプレイの実況にネタを混ぜて楽しんでるみたいです笑
…リアルだったら笑えないけどな。
5限目(見極め)
さあ、いよいよ小型二輪教習最終日、見極め回です。
この見極めがクリアにならなかった場合、卒業検定には進めません。
というわけで、高まる緊張感。
直前までコース図を熟読して頭にたたき入れた検定の道順を、課題を丁寧に確認しながら走行。まだ見極めなのに、まるで卒検を受けているかのような錯覚に陥り、勝手に緊張して教官の指示も上の空でした笑「まだ卒検じゃねえぞ~」と笑われました。
そういえば、自動車の卒検では、検定コースは覚えていなくても隣で教官が次は右で~とか言って教えてくれますよね。
二輪では、教官は一緒にいてくれないし、無線で繋がっているわけでもないので、検定コースは自分で覚えていなくてはいけません。(中には無線から指示してくれる教習所もあるみたいですが…)
これもパニック要素の1つ。緊張すると記憶って簡単に飛びますからね…。
コースを走りまくったところで時間が余ったので、「最後は苦手な課題をやろう」ということになり、いつまでも嫌いだったクランクと、たまに失敗する一本橋を練習して最終回は終了。
無事見極めはクリアということで、ひとまずホッとしました。厳しい小型二輪教習をストレートで進んでこれたという喜びよりも、後に控える卒検への不安の方がはるかに大きかったです。
次回はドッキドキの小型二輪卒検編!お楽しみに~。