こんにちは。
今日は高鳥谷山に登った記録です。
高鳥谷山について
高鳥谷山(たかずやさん)は、長野県駒ヶ根市と伊那市にまたがる標高1331mの山です。
南アルプスの前衛峰で、山頂からは伊那谷をへだてて中央アルプスの大展望が広がります。
約1時間ほどで登れるお手軽な里山なので、地元でも人気の穴場スポットです。
山行記録
6:50高鳥谷神社登山口 ー 7:50高鳥谷山山頂8:35 ー 9:20高鳥谷神社登山口
初詣登山
高鳥谷神社登山口
翌日から仕事始めだったのですが、せっかくの休みを1ミリも無駄にしたくなかったので、お正月休み最終日はねえさんと駒ヶ根市の里山に出かけてきました。
今回の起点は高鳥谷神社。
火山(ひやま)という集落の山にあるのですが、これがまたわかりづらく狭い道で苦労しました。
Googleマップにもカーナビにも道がねえのよ。
とりあえず、麓にある二の鳥居を左に登っていくということがポイント。
正規ルートで行けば終始舗装路です。
が、行きで間違えて急坂の未舗装路の方を通ってしまい、雪もないのに砂利でスリップして登らなくなったので焦りました。
二輪駆動に悪態をついたの、今年で早くも2回目(笑)
下の集落の道には、ところどころ「高鳥谷神社」の看板があるので、これを見逃さないように登っていくのが確実だと思います。
せせこましい道の終点には、高鳥谷神社の鳥居がありました。
いや軽くホラー。
明るくなってからくることを推奨する。
この鳥居の左手に駐車場があります。
駐車台数は10台くらいかなあ。
先客は1台でした。
高鳥谷神社登山口から高鳥谷山
日の出直後の薄暗く寒い駐車場で準備を済ませ、いざ山頂目指して出発です!
神社の鳥居をくぐり、最初はまっすぐに伸びる階段の参道を登っていきます。
結構長くて、左右に立つ立派な木々が幻想的です。
戸隠神社のミニバージョンみたいな。
参道を登りつめると高鳥谷神社のお社がありました。
ここで今年の初詣をさせていただきました。
県の天然記念物ということでしたが、かなり綺麗で立派なお社でした。
登山道は社殿の右奥へと続いています。
まあまあ大変です。
この山は茸山のようで、登山道以外は入山禁止になっていました。
厳重に包囲されているよ…。
急登をどんどこ登っていくねえさん。
必死についてゆきます。
疲れたあ~(笑)
途中、層になった岩の上に「覚順霊碑」と書かれた碑がありました。
覚順とは人の名前?
山岳宗教の何かかしらね。
薄暗かった森も、日が昇るにつれて徐々に明るくなってきました。
木の生い茂る空が好きです。
終始ほとんど変わらない勾配の登山道を順調に登っていくと、山頂直下の分岐にぶつかりました。
ここを右へ行くと、迂回しながら緩やかに高鳥谷神社奥社へ、まっすぐ行くと、直登して奥社へ行くことができます。
とりあえずわたしたちは直登を選びましたが、割とかなり急坂だったので凍った時などは迂回する方が良いと思います。
直登しきったところが、高鳥谷神社奥社&高鳥谷山山頂です✦
YAMAPの地図には山頂はここから北東へ進んだところにあると表記されていましたが、奥社の前に「高鳥谷山山頂」の標識があったし、何よりここからの展望が最高だったので、三角点のある正規の山頂へは行くのをやめました(笑)
でもちょっと気になります、行っておけばよかったかな…(笑)
高鳥谷山山頂
山頂広場には高鳥谷神社の奥宮があり、その前は芝生の広い展望スペースになっていました。
夏に来たら最高のピクニックができそうです✦
そして、この広場からの展望が最高なことと言ったら。
今日は当たりだったようで、中アが綺麗に晴れていました。
空木岳が美しい。
思ったより雪が積もっていなくて茶色い木々も良く見えました。
千畳敷カールの手前にはロープウェイの駅舎も見えました。
コントラストが強くて白飛びしちゃう!
中アは伊那谷から見ると、前衛峰が邪魔で主峰たちをよく見ることが難しいのですが、こんな風に高台に登って眺めると、ゴツくてかっこいい山々を望むことができます。
北アより画が強くないかもだけど、このマイナー感もわたしは好きだよ(´ρ`)
山頂から南に少し下ったところには、南アの展望が良いスポットがありました。
南アの南の山々はまじで全くわからんので、申し訳ないのですが各自お調べくだされ。
山頂ではザックを下ろしてしばし休憩しました。
これを眺めながらの休憩は最高なのですが、何しろ寒いのであまり長居はできませんでした。
残雪のあたたかい陽気の日に来たいですね…(笑)
下山
下山を開始して、すぐに登ってきた登山道がかなりの急坂だったことに改めて気づかされました。
登りは案外スイスイ登れるので気づかないのですが、下りになると「こんな急だったっけ?」となるのが登山あるある。
行きはよいよい帰りはこわい。
下りでは2,3パーティにすれ違いました。
皆さん地元の方だと思いますが、歩きなれた里山に散歩に来たという感じがとても素敵でした。
光がさして美しい神社の参道を下れば下山終了。
ちなみに、この参道の両脇に茂る木々は、樹齢300年を超えるアカマツだそうで、県の天然記念物に指定されています。
神社の手入れをしていたおじさんに、「もう行ってきたの?はやいねえ!」と陽気に話しかけていただきました。
「ありがとうねえ。今年は良い年になるよ!」と言っていただいたので、なんだか嬉しくて、2021年は良い年になる気しかしないです。
良い初詣登山でした。