長野県の里山でハイキングしてきました!
飯盛山について
飯盛山(めしもりやま)は長野県南牧村の野辺山にある標高1643mの山です。
ご飯を盛ったような山容から「めしもりやま」と名付けられたそうですが、本当にきれいなおにぎり山です。
山頂からは奥秩父の山々、富士山、南アルプス、八ヶ岳、浅間山などを見渡すことができます。
花の時期にはマツムシソウやニッコウキスゲなどがきれいだそうです。
登山口は何個かあるようですが、ほとんどの人は平沢峠から登るようです。
平沢峠からは八ヶ岳が絶景です。
すぐ近くには獅子岩という獅子の形をした奇岩があるのですが、どこからどう見たら獅子なのか謎の深い岩です。
参考:
飯盛山|ハイキング・トレッキングに最適な山|八ヶ岳・野辺山高原 南牧村観光協会|長野県 信州 八ヶ岳南麓 高原の観光地
山行記録
10:40 平沢峠(駐車場) ー 11:35 飯盛山頂上 12:00 ー 13:20 平沢峠(駐車場)
飯盛山
久しぶりに信州に帰省したので信州の山に登りたくなりました~。
どこに登ろうかと思っていたところ、父が飯盛山をごり押ししてきたので2人で行くことにしました。
目指すは野辺山の平沢峠登山口です('ω')ノ
道中南ア甲斐駒ヶ岳がすんばらしく綺麗でした。
八ヶ岳の赤岳も見れました!
平沢峠に到着。
かなり広い駐車場です。
バスもとまることがあるくらい。
ここから本来ならば八ヶ岳が目の前にどっかーーんと見えます、絶景です。
野辺山からの八ヶ岳は赤岳が手前に見えるのでかこいいです。
ですが…駐車場に着いたときは八ヶ岳はすでに雲の中でした。
残念…。
これから晴れると信じて登り始めました。
登山口は駐車場から道を渡って反対側にあります。
登山道状況はこのような感じでした。
陥没多発といったところですね。(笑)
霜柱がすごいです。
これでもかと浮き上がった地面が融けてぼこぼこと穴になっています。
それでも良い道なり!
アイゼンはなくても登れました。
こんな霜柱。
かっちかちに凍っていました。
太陽を反射してきらきらきらきらと光る登山道を登っていきます。
途中で木道がありました。
この時期はつるつるに滑るからあんまり乗りたくないので、横の草地を歩きました。
霧氷!
霧氷の命は短くて、日が上がれば儚く散ってしまいます。
その一瞬の輝きを見れる早朝ハイクは雪山の醍醐味。
まっしろでした。
北斜面なので寒くて、北風が耳に当たって左耳だけ死亡しました。
里山とはいえ耳まで被えるニット帽は必須です。
標識。
ここから飯盛山の方へ歩くとすぐに開けた場所になります。
このようにぐわ~っと開けます。
太陽光を浴びてずいぶん暖かく感じました(*'ω'*)
眼前に広がるのは南アルプスの山々。
甲斐駒、北岳の圧倒的存在感!
この広場からは南斜面になるので、雪が融けていて足元が非常に悪くなりました。
ここは田んぼなのかと思うほどの泥道。
パンツの裾に泥が付くのが嫌な方はゲイタ―要持参です。
この辺りでようやく飯盛山の山頂が見えてきました!
ほんとにご飯をぽこんと盛ったような山です(笑)
わらにさらに富士山の登場。
進撃の巨人のように頭だけ覗かせていました。
泥の道をひたすら進みます。
しばらく行くと標識が現れました。
…すぐそこてww
アバウトすぎない?
標識からは最後の登りへ!
写真に写っているおしゃれハイカー方は、たくさんこだわりの写真を撮っておられました。
これがインスタ映えってやつか、見習おっと。
広い階段を登り切れば山頂です。
登頂!!
富士様と撮ってもらいました。
風が寒すぎて思わずこのポーズ(笑)
ものすごい風で鼻水が止まらないので少し下ったところに腰を下ろしました。
山頂からはたくさんの名峰を拝むことができます。
金峰山。
五丈岩がはっきり視認できました。
この前登った瑞牆山。
国民的アイドル富士山。
年賀状の写真に最適。
眼下には甲府盆地がきらきらしていました。
南アルプスは、
鋸岳。
鳳凰三山。
地蔵のオベリスクが鬼の角みたい。
そして…南アの奥に中央アルプスが頭を出していました。
真っ白けです!
しかし八ヶ岳はご覧の通り…。
これでもかというほどの暑い雲。
酷いよ神様…八ヶ岳だけかわいそうだよ。
ちょっと休憩したら山頂を下りて、十字峠の方へ足をのばしてみました。
飯盛山と南アを望むベスポジです。
山頂標識と下る人をつぶしにかかるわたし。
富士山を突き刺すわたし。
いずれもいらん写真ですね、ごめんなさいね。
題名:富士山になれなかった飯盛山。
形は同じだけど、標高がかなり足りませんでした残念。
甲斐駒先輩とツーショット…ありがとうございます…(/ω\)
ここでふと八ヶ岳の方を振り向くと…なんか出てきそうな気配!
下山した頃には今度こそ見えるだろうと期待して下山をはじめました。
下山時は軽アイゼンを着用しました。
まあなくてもぎりぎり下れるとは思いますが、断然あったほうが良いです。
安心感が全く違います、たかが軽アイゼン、されど軽アイゼン。
そして平沢峠に無事帰ってきました。
しかし見えそうで見えぬ八ヶ岳でした( ノД`)
諦めきれないのでしばらく待ってみることにしました(笑)
結構待ったら次第に雲が晴れてきました!!!
キタコレ!
赤岳様(ここで手を合わせる)。
頂上付近に乗っているのは赤岳頂上山荘。
肉眼でもはっきりと確認できました。
右の肩のは赤岳展望荘かな…?
権現岳。
GWに行こうと思って行けなかったんだよな…来年こそは…。
(たぶん)横岳。
自分で撮ったのにどこだかわからなくなってしまっている。
そして南アはシルエットになっていました。
これはこれでかっこいい。
ちなみに平沢峠は日本の分水嶺だそうです。
フォッサマグナ発祥の地でもあるらしい。
ふうん。
あ~楽しかった!!
お疲れさまでした。
反省
ニット帽かぶってたのに耳が出てたこと。
風に吹かれると耳が死亡します。
髪後ろでお団子にしてると、どうしても耳が隠れない。
髪長い人たちはどのようにしてニット帽をかぶっているのか知りたい…。
感想
今年は暖冬ということで雪も少なく、この時期にこの標高の山を登れたことが嬉しかったです。
ダウンを着て山に登るのは初めてでした。
冬山はレイヤリングが難しくて、着れば暑いが脱げば寒いというどうしようもない感じになってしまう…。
本格的な冬山雪山を始めるのなら、レイヤリングの工夫がすごく大事なんだろうなと実感しました。
雪をかぶった冬の山々は、すごく神聖に見えて厳かでかっこよくて、わたしにはまだ手の届かない存在というより「目指してはいけないもの」という感じがしてしまいます。
だからこそその頂にたってまだ見ぬ世界を目にしたいとも思うなあ。
雪山を見ていると複雑な気持ちになります。
飯盛山はとてもお手軽に登れるし頂上からの景色は最高なので、写真を撮りに出かけたくなる山でした。
夜に登って星や夜景を撮るのも良いかも。
また登りたいです( ˘ω˘ )