こんにちは。
今回も過去の山行記録です(いい加減うざくてすみません…)。
2年前に行った山形県の長井葉山について書きます。
長井葉山について
長井葉山は山形県長井市、朝日町、白鷹町の境をなす標高1237mの山です。
朝日連峰の南端に位置しています。
全国には葉山と名の付く山が沢山存在しているため、それらと区別するために長井葉山と呼ばれています。
葉山という名前は「端の山」が由来で、朝日連峰の端の山として古くから人々に親しまれてきました。
1596~1615年の間に上杉氏の家臣直江山城守兼続が連峰の主稜に米沢と庄内を結ぶ朝日軍道を切り開いたときに起点となったのが、長井葉山の登山口の1つである草岡です。
山頂付近には朝日連峰には珍しい御田代湿原という湿地帯が広がり、葉山山荘(無人山小屋)や葉山神社があります。
しかししっかりとしたピークがあるわけではなく、ブナの原生林に深く覆われています。
主な登山口は勧進代(かんじんだい)コース、白兎コース、オケサ堀コースの3つです。
参考:
葉山 - はやま:長井葉山:標高1,264m-東北:朝日連峰 - Yamakei Online / 山と溪谷社
山行記録
葉山森林公園 ー 白兎登山口 ー 鉾立の水 ー 葉山神社 ー 奥の院 ー 葉山神社 ー 鉾立の水 ー 白兎登山口 ー 葉山森林公園
※時間は忘れました。
紅葉を見に長井葉山
白兎登山口から葉山山頂・奥の院
時は2年前の秋真っ盛りのころ。
長井葉山に登るために朝Sさんと出かけました。
向かうは長井市の白兎登山口です(^▽^)
途中長井市内で寄り道して山頂で食べるおやつを買いました✦
萬寿屋というお菓子屋さんの杵つき団子です!
地元では有名で、Sさんのおすすめでいろんな味を購入しました。
早く食べたいな~♡
登山口の近くには葉山森林公園があるので、そこに車をとめました。
ここにはトイレがあるので出発前にお借りします~。
Sさん座り方がアニキ…(笑)
準備万端出発です(^^ゞ
林道を上がっていくと左手に登山口がありました。
最初は階段の登山道を登っていきました。
階段ってなかなかに疲れます…。
尾根に出るとあとはずっとこんな感じの登山道が続いていました。
それにしてもあふれる秋のにおいにむせ返りそうです(笑)
色づいた山々を見ると心が洗われるようでした(*'ω'*)
わたしは秋が1番好きな季節です。
しかし天気があまりよろしくなくて湿度がものすごかったです(・ω・ノ)ノ
その湿度が山の恵みを作るんですよね。
食べられるかしら?
標高を上げるにつれて、えぐれて溝になった登山道にはいっぱいの落ち葉が積もってきました。
モフッサクッと楽しいのですが、気を付けて歩かないと落ち葉の下に隠された穴や石につまずきます、注意です(;´Д`)
山頂手前には鉾立の水という水場がありました。
ちょっと行ってみよう。
透き通った綺麗な冷たい水が湧いていました!
湧き水ほどおいしい水はないですよね~~!!
しかしうしろは滝のようになっていて、落ちるとちょっと怖い感じなので十分気を付けます。
さてこの水場から山頂まではもうひと頑張りです✦
サクサクと落ち葉を踏む音を響かせながら進んでいくと、ガスにかすむ向こう側に何やら祠のようなものが見えてきました。
(ガスのせいでなんか怖い…)
近づいてみると…
\じゃん/
葉山神社到着で~す!
◆葉山神社について
葉山神社は古代山岳信仰の山の神として、また作神様として山山頂に祀られ、葉山権現とも称されていました。
その後麓に勧請されました。
現在山頂部分にあるのは葉山宮と月山宮の2つで、20年に1度御建て替えが行われています。
祭神は保食神(うけもちのかみ)、大日靈貴命(おおひるめむちのみこと)、彌都波能賣神(みずはのめのかみ)、天鈿女命(あめのうずめのみこと)です。
山麓の農民が水田の灌漑用水源である朝日の山に感謝の気持ちと豊作を祈願し、田植えの儀式を行った場所でもあります。
参考:
色々調べてみると、向かって左が月山宮、右が葉山宮らしい。
そして実はここ、フジテレビの『世界の何だコレ!?ミステリー』の衛星写真で見つけた謎エリアを調査するコーナーで取り上げられたんですよね。
去年長野県の実家で見てて、「ん?なんかこれ見たことある風景だな」って思ってたら葉山のことだったという(笑)
一緒に見ていた母に「お前どんだけ山奥行ってるの??」って笑われました(*´з`)
そのくらい秘境感あります(笑)
葉山神社の隣には葉山山荘がたっています。
が、しかし外観の写真を撮り忘れました…無念…。
休憩はあとにしてここから奥の院に向かいました。
途中右手に御田代湿原という湿原が現れます。
確か何だコレ⁉ミステリーの衛星写真に写ったのはこの湿原だったみたいです。
「山奥にこんな開けた謎エリアが…!」みたいな感じで(笑)
確かに、だだっ広い広場でした。
秋は黄金色の草がぶわ~っとあって、あれみたいだった、あの、ナウシカ!(ランッランララランランラン♪ 的な。)
先に進んでいくと、開けた稜線に出ました。
残念ながらな~んにも見えません☆(笑)
程なくして奥の院に到着~!!
ちょっとした広場になっています。
晴れていれば飯豊連峰や朝日連峰などが絶景のはずですが…見事な霧展望っぷりでした(笑)
ここで買ってきたお団子やおにぎりを食べる予定で火をたきました。
しかしお湯がもうちょっとで沸騰するという時、なんと雨が降ってきてしまったんです( ノД`)
なんてこった~~い!!!!
急いで片付けて葉山山荘に引き返しました。
葉山山荘に駆け込んだの図。
無人小屋で通年開いてるそうです。便利か!
2階もあります。
(しかしなんか雰囲気が”出そう”で上がる気にはなれなかった…。)
上下合わせて30人ほどが入れるみたいです。
さっき温めた水を沸かしなおします。
固形燃料は不便だけどかわいいから写真撮りたくなっちゃう。
あったかい紅茶とお待ちかねのお団子を食べました♡
激うまでした。
結構寒かったのでお茶もお腹に染みました(笑)
帰り道
雨と風のせいで気温が下がり、だいぶ寒くなってきたのでお団子を食べ終えてたら下山をはじめました。
標高を下げるとガスが引き、代わりに眼下の街並みを見ることができました。
黄金色の田んぼに雲がかかっていて素敵でした(*'▽')
湿り気を帯びた落ち葉の登山道はとても滑りやすく、慎重に下りました。
あ~楽しかった!!
感想
今思うと秋に本格的な山登りをしたのはこの時が初めてでした。
夏とは異なり、涼しい森の中を紅葉を楽しみながら歩ける秋の山行に感動しました。
天気が悪く遠くの山々を望むことはできませんでしたが、秋のにおいと紅葉とお団子を楽しめた素敵な山行になりました(*´ω`)