やまとりにっき

山登りやお出かけを中心とした日々のあれこれです

山形県 浮島稲荷神社 ~浮島が動く不思議な池~ 2019.7.5

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こんにちは。

今日は浮島稲荷神社に行ってきました。

浮島稲荷神社について

浮島稲荷神社は山形県の朝日町にある神社です。

祭神は宇迦之御魂命(うかのみたまのみこと)と天熊之大人神(あめのくまのうしのかみ)です。

境内には大沼という池があり、そこに浮く浮島が有名です。

 

680年に役小角(山岳修験の祖)が大沼の浮島を発見し、708年に弟子である覚道が祠を建立したのが始まりとされています。

730年に現在の位置に遷座し、それ以降修験道や歴代城主の信仰の対象となりました。

大沼に浮かぶ島はかつては60以上あったと言われていて、その時々で位置や形が変わるため古代から自然崇拝の対象となっていました。

1193年には源頼朝が神社の社殿を再建し、以後地頭だった大江氏の祈願所となりました。

1622年には徳川義光がこの神社を祈願所とし、社紋に「三葉葵」(徳川の家紋)を掲げることを許すなどしました。

 

大沼の浮島は最近『世界の何だコレ!?ミステリー』という番組で紹介されました。

この番組内で、浮島が動くのは湧き水で水流ができるからと言われていましたが、そのメカニズムはまだ明らかにされていないようです。

 

参考:

浮島稲荷神社(朝日町)

山形県・大沼の浮島〜国指定名勝の小島が浮遊する神秘の沼 | 山形県 | LINEトラベルjp 旅行ガイド

 

話題の神社へ行ってみよう

今日のお出かけは安定のSさんと。

たまたまSさんに会う用事があったので、そのままノリでドライブに出かけることになりました。

向かうは朝日町です(^^ゞ

 

浮島稲荷神社

県道112号の途中に大沼地区という集落っぽいところがあって(かなりの山奥感)、県道を外れて細い山道を上っていきます。

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細い道を上がり切ると駐車場がありました。

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この山奥に割と広めのスペースでびっくり。

 

車道をちょっと下ったところにお手洗い完備!

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駐車場には御神木がありました。

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これは浮島稲荷神社ではなく近くの愛宕(あたご)神社の御神木だと思います。

お賽銭箱に豊臣秀吉の家紋、「五七桐」が描かれていました。

なぜか…??わからぬ…。

 

浮島稲荷神社に行く前に愛宕神社を見学することに。

駐車場から奥に進んだところに愛宕神社のお社がありました。

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 神社についての詳細は不明です…(;´Д`)

 

愛宕神社からは大沼の地区がちょこっと見えました。

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山…山でしかない!!

ここに住む人たちはどこに買い物に出るんだろう…生活するの大変すぎる…。

 

愛宕神社から駐車場に戻り、車道を下りました。

車道の両脇には大きくてきれいな葉を茂らせた笹が広がっていました。

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カマキリの赤ちゃん発見

 

左手に案内図が。

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その隣には神社の入り口がありました。

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早速境内に入っていきます。

 

入ってすぐのところには護摩がありました。

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さすが修験道の神社。

(苔の茂り具合とさびた鉄のせいで天空の城ラピュタのロボット兵を連想させる…。)

 

そしてその奥にお社がありました。

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(レンズが汚かったのか光のせいで中央上あたりがモヤァっとしてしまいましたすみません。)

のぼりなどが立っていてにぎやかな感じでした。

拝殿の奥には本殿がありましたが写真撮り忘れました。

 

…ハッ…今思い出したんですが、この前お寺に出かけた時に母に「お寺や神社は正面から撮影しちゃダメ」って言われたの忘れて真正面から撮ってしまいました( ゚Д゚)

…斜め下からだから許して…??(笑)

 

提灯には三葉葵の社紋が。

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なるほどほんとだ、水戸黄門だ!(笑)

 

お社の奥には石灯籠が置かれていいました。

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看板によると、左が大沼熊野宝前石灯籠で右が大沼稲荷神社石灯籠と言うそうです。

何れも朝日町指定文化財とのこと。

(「←浮島」という案内板を立てる場所、もうちょっと考えたほうが良いと思う…。)

 

大沼

では、この浮島案内板に従って大沼へ向かいます。

お社の奥に階段が続いていました。

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途中で子宝の杉という巨木がありました。

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枝の量がえげつなかったです(小並感)。

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さらにその先には休み処という建物がありました。

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中には大沼の写真などが飾られていたり、コイの餌が売っていました(笑)

 

で、その隣に御神木。

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こちらもかなりの巨木。樹齢は何年かな?

 

御神木を過ぎるとすぐに沼の一部が見えて、鳥鵲(かささぎ)橋という橋が架かっていました。

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◆鳥鵲橋について

七夕の夜、織姫と彦星が年に一度の逢瀬にかささぎが翼を並べて天の川を渡したという故事によって名づけられました。

相愛の男女がこの橋を渡ると縁が結ばれると伝えられています。

(標識より)

 

よくあるロマンチックな話ですね(棒)

ここを女2人で渡りましたよww

「じゃあわたし女役ね!」とSさん

……まてまて、それは、色々とおかしい。

 

橋を渡ると大沼の全貌が見えました!

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静まりかえった水面に木々が映りこんでいてものすごく神聖な空気が流れていました。

カワセミが1羽すごい速さで水の上を飛んでいて感動しました(*'ω'*)

 

この大沼に浮かぶ浮島が風がないのに「動く」というのがこの沼の最大の見どころと言うことだったので、本当に動くかどうか確認してみました!

 

この辺の浮島をしばらくじっと眺めてみました。

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見れば見るほど動いてるのかわからなくなってくる!!!

こっちに近づいてくるようにも見えるし、遠のいていくようにも見えます(笑)

結論としては、ちょっと、よくわからなかったです(笑)

 

その代わりに蚊に刺されました(´Д⊂ヽ

またやぶ蚊…今年に入って3回目ですっ。

ちゃんと虫除けスプレーしたのになんでだ~~~~。

Sさんも足を刺されました(笑)

ハッカ水持ってくれば良かった…(しょぼん)。

 

大沼もすごかったのですが、いたるところに自生する苔も素敵だったので写真だけ貼っておきます。

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なんでこんなに神秘的なんだろう…!!

地味だけどよく見ると素敵な苔が大好きだ(∩´∀`)∩

 

※この後カフェでランチして山辺町のラベンダー祭に行ったので、それもまた近々報告します!

 

注意すること

境内から大沼までは階段を歩くので、服装は歩きやすいものが良いと思います。

今回服装のことを何も考えていなくて、Sさんは素足にサンダル、わたしはロングスカートといういでたちで(笑)出かけてしまいました。

わたしたちは山道に慣れてるから全然気にならなかったけど、1組のご夫婦とすれ違った時に不審な顔をされました(笑)

ちなみにそのご夫婦はちゃんとスニーカーにパンツをはいていましたwww

 

それから虫除け必須ですね…。

特に大沼周辺は蚊が沢山いると思います。

虫除けスプレーかぶる勢いでつけてってくだされ。

 

感想

境内の雰囲気がとても素敵でした。

色んな場所が苔むしていて、これまでの約1300年という歴史を感じることができました。

今はこんな山奥のあまり人のいないひっそりとした場所なのに、歴史をたどるとわたしでも知っているような有名人の名前が沢山出てきて…ギャップが…(笑)

朝日町はもっとこの神社を推して良いと思う。(笑)

時間があまりなくて大沼を周遊することはできなかったので、機会があればまた行きたいと思います!