こんにちは。
今日は根子岳に登った記録です。
根子岳について
根子岳(ねこだけ)は、長野県上田市と須坂市にまたがる標高2207mの山です。
隣の四阿山と並んで、猫の耳のように見えるため「猫岳」と呼ばれたことが山名に由来しているそうです(真意のほどは…)。
四阿山で形成された直径約3kmの四阿カルデラの縁に位置する山で、北東側は爆裂火口壁となっています。
参考:
根子岳 - ねこだけ:標高2,207m-上信越:苗場山・白根山・浅間山周辺 - Yamakei Online / 山と溪谷社
山行記録
6:30 菅平牧場登山口 ー 8:10 根子岳8:15 ー 8:40 小根子岳 8:55 ー 9:25 根子岳 ー 11:00 菅平牧場登山口
ガスの根子ちゃんを登る
はじめに
今回も先月の山行記録になってしまいました(大汗)
記事全然間に合わないなあ…社会人って忙しいなあ…。
7月の連休は、まだ明けきらぬ梅雨の天気の中、北信の山である根子岳にかずずと出かけてきました。
今回はガス中暴風登山のお話です(にっこり)。
菅平牧場登山口
早朝、かずずをふみcarに乗せて向かったのは菅平牧場。
長野自動車道を須坂長野東ICで降り、菅平への山道を上っていきます。
須坂は祖父母のお家があってよく来るので、なんだかわくわくしてしまうな。
6:30前に駐車場に到着しました。
一番上の駐車場は埋まりかけていましたが、なんとか入り口側にとめられてラッキー。
まあここにとめられなくても、すぐ下に第二・第三駐車場があるのでさほど問題ではないかと思います。
駐車している人は百名山の四阿山に登る人たちが多いので、根子岳は人が少ないといいなあなんて、こっそり思ってしまいました(笑)。
駐車場からは頭を雲に隠した北アが見えました。
北ア…だよな…?
北信に来ると北アが北アの顔じゃなくなるみたいで、よくわからなくなってしまう。
菅平牧場登山口から根子岳山頂
駐車場のすぐ上に登山口がありました。
トイレ完備!ありがたいね。
標識の通り、まっすぐ登ると根子岳へ、右方面へ登ると四阿山に行くことができます。
目指すは根子岳!出発です。
登山道はしばらく牧場と並行して続きます。
歩きやすいですが、地面が濡れていると泥で滑るので注意。
梅雨時期はどこもこんな感じか…。
牧場の向こうには、北アと北信五岳が顔を見せています。
北信五岳、戸隠しかわからんのだけど…。
久しぶり登山のかずずはちょっと息が上がっています。
登山って登り始めが一番きついんだよな。
牧場の上には東屋が建っていて、周囲の山を見晴らすことができました。
広々とした牧場の丘を見ると、段ボールで芝滑りしたくなりますね(え、ならない?)。
東屋からは牧場を離れ、いよいよ森林登山になります。
一ヵ所代掻きゾーンがあったので靴がどろどろになりました。
美しいシラカバと笹の道を進みます。
鶯がしきりに鳴いていたので耳を澄まして聞いていたのですが、たまにちょっと不自然なさえずりが混じっていたので、「えぇ?これ鶯??人じゃない??」なんてワイワイ言いながら歩きました。
そしたら、カーブを曲がったところで休憩していたおじさんが、口笛で「ほ~ほけきょ」と吹いていて、「ばれちまったか~~!!!!」と陽気に笑っていたので面白かったです。
わたしたちも真似して口笛吹きましたが、全然うまくいかなくて、鶯ってすごいなあと思いました(小並感)。
湿度の高い木漏れ日の登山道は少々暑く感じます。
岩も滑るので慎重に。
こちらはダケカンバがお気に召したかずず。
彼女はよく木に抱き着いています(完全にやばい奴)。
途中、木々の間から見えた北信五岳。
父に何回も教えてもらっているけど全く覚えられないんだよな、なんでだろ。
眼下に広がる、複雑に形成された雲海はとても綺麗でした。
朝の色。
湿った山の空気の中で見下ろす雲は特別です。
しばらく登ると樹林を抜けました。
…おいガスじゃん。
いつの間にか、自分たちのすぐ近くにももやもやとガスが流れていました。
下はまあまあ晴れていたので少し残念…。
ここからはガス中登山の始まりです。
樹林を抜けてからは勾配が若干きつくなるので、ペースには気を付けたいところ。
それにしてもガッス。
まるで牧場のような緑のなだらかな斜面が永遠と続いていくような根子岳の景色を楽しみにしていたのですが、それはまた今度になりそうです。
風も強くなってきました。
そして、暴風ガス中根子岳登頂です。
2人でガッス~と叫んで笑いました(笑)
山頂には神社がありました。
禰固岳(ねこだけ)神社というそうです。
祠のような社殿の中には大黒像が置かれているみたい。
誰もいないのでとりあえず自撮りで記念撮影(笑)
めちゃくちゃ寒かったのでここでレインウェアを着ました。
根子岳から小根子岳
強風極寒だったので速攻小根子岳へ(笑)
ガスガスでやっぱり風が強いので、髪の毛など全身しっとりと濡れました。
最初の分岐は右手方向へ。
晴れていれば、一面笹斜面で青空に映えてとても綺麗なんだろうなあ。
しかしガスの笹原、これはこれで幻想的な景色ではありました。
近くに小根子岳の山頂がもやもやと見えています。
風が強い分雲の流れが速いので、一瞬で晴れたかと思うと一瞬でガスに包まれるという目まぐるしさ。
小根子岳への最後の坂からかずずを振り返る。
くう~かっこいい。
そして強風ガスガス小根子岳登頂です✦(笑)
山頂標識が猫耳になっていてとってもかわいい!!
小根子岳山頂
小根子岳の山頂に、しばらく居座って遊んでました。
雲は薄く、向こうの青い空が透けて見えたりして幻想的でした。
もうこれは自殺志願者にしか見えないが↓
かずずはどこにいるでしょーか!
かずずがチーカマをくれました。
山でチーカマ、これは正義。
まじうまい。
チーカマで決め顔するかずず。
かずず「チーカマキメてやったわ」
>>チーカマキメる<<
ほんと愉快な奴だな。
下山
行きと同じルートをたどって下山しました。
一眼レフはザックに入れてしまったので、下山中はほとんどスマホで写真を撮りました。
新しいストックを使うかずず。
本当は、この連休に計画していた白馬大雪渓歩きに使うはずだったストックだそうです。
白馬山行は、山形の山の先輩方とかずずとみんなで行く予定だったのですが、天気が悪く計画は流れてしまいました。
長い梅雨のせいで雪渓歩き損ねたね…また来年行けたらいいね。
ところで話は変わりますが、森の中を歩いている時に、ふと甘い香りが漂ってくることありませんか?
あれ、ずっと気になっていて、この時かずずと2人で歩きながら香りの正体を探したのですが…。
…これ?かなあ。
なんとも言えない自然の甘い香り。
この香りをかぐと、山に来たあ!と感じます。
何の木だろうか…。
あっという間に下ってきました。
下はガスってなくてびっくり。
山の上だけ雲がかかっていたのですね。
牧場には優雅に牛が寝転がっていました。
ちょっとちょっと~かわいいではないか~。
帰ってきたころには駐車場は一杯になっていて、下の第二駐車場にも多くの車がとまっていました。
ここは牧場に遊びに来る子連れ家族も多いので、夏のシーズンは結構混みそうですね。
お疲れ様でした!
根子岳周辺で見た花
天気は悪かったのですが、足元にはたくさんのかわいい花々が咲いていて癒されたので、今回の山行で出会った花をまとめておきたいと思います。
ホタルブクロ。
この中に蛍が入って光ると、ランタンみたいになるんやて。
小学校の時の担任の先生が言ってました。
この花も大好きなんだよなあ。
うちの庭に咲いてるわ。
ミネウスユキソウ。
雪が積もったみたいだからついた名前、素敵。
テガタチドリ。
ピントごめん。
根が手の平状になっていることからテガタという名前がついているのだそうです。
マルバダケブキ?
ちょっとグロテスクに感じて、実は苦手です…(笑)
ハクサンチドリ。
花の形が、チドリが羽ばたいているように見えるから名前が付いたそう。
オトギリソウ。
キバナノヤマオダマキ。
3回言えない早口言葉みたいな名前。
てか1回も言えない。
ヤマハココ。
下山後Story
さて、無事下山して機嫌が良いわたしたちは、ほとんど車のとまっていない第三駐車場まで車を移動させて、車の荷台でランチをしました。
車中泊するためにフルフラットになる車を買ったのですが、こんな風にも使えるなんて最高だな。
あ~車中泊したくなっちゃうよ。
あと駐車場の前のお店で牧場のソフトクリームが売っていたので、軽率に買って食べました。
めっちゃおいしかったです。
下山後は是非に…(/・ω・)/
どうでもいいけど、わたしたちのスマホ、お互い最近買い替えて同じ色になりました。
iPhone11でかいな、わたしのSEがおもちゃみたいに見えるわ…。
以上、旅の記録でした。
感想
樹林帯を抜けたところからガスと強風で大変でしたが、暑い下界とは正反対に、寒い根子岳山頂で良い避暑になりました(笑)
小根子岳山頂も状況は同様で寒かったですが、山頂2人占めして騒ぎまくったのが本当に楽しくて、人の少なくなる悪天候に感謝です。
それから、下山後に車でまったりしたのも良かったです。
コロナが収束したらやりたいことの1つは車中泊になりました。
車を寝泊まりするのに快適な空間にしていく過程が楽しそう。
コロナがおさまるまで、車中泊の準備をするという楽しみができました。
最後に、YAMAPの標高の記録が完全に猫ちゃんになっていました。
顔を描きたくなってしまいますね。
おわり。