やまとりにっき

山登りやお出かけを中心とした日々のあれこれです

<山行記録> 南ア 入笠山 ~初めての大阿原湿原へ~ 2020.6.21

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こんにちは。

今日も今日とて入笠山登山の記録です。

今回はいつもの山頂から足をのばして大阿原湿原まで行ってきました。

入笠山について

入笠山についてはこちらを参考にしてくだされ↓

yamatori0422.hatenablog.com

 

山行記録

6:35 沢入登山口 ー 7:40 入笠山山頂 ー 8:10 大阿原湿原 8:45 ー 9:20 お花畑 ー 10:00 沢入駐車場

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大阿原湿原まで歩きました

先週の日曜日もまた入笠山に行ってきました。

もう、山形にいた時に散々登った千歳山みたいな感覚になってる…。

yamatori0422.hatenablog.com

標高は1500mも違うけどね。

(千歳山懐かしいな…山形のみんなは元気にしているかな…。)

 

今回の入笠山はいつものルートにプラスして、山頂からもっと先にある大阿原湿原という場所まで散策してきました。

結構良かったのでご紹介します~~✦

 

沢入登山口から入笠山山頂

早朝、いつもの沢入登山口目指してマイカーを走らせました。

駐車場直前で追いついた、足立ナンバーのお車の隣に駐車。

早出したつもりだけど、駐車場は早くもいっぱいになりかけていました。

 

秒で準備してさっさと出発。

特に急ぐ理由はないけれど、慣れた山は準備も慣れてきてしまう…。

法華道分岐までは写真は一枚も撮らずにひたすら歩きました。

無心だし無言だし、もはや修行僧。

…ぎゃていぎゃてい…はらぎゃてい…(笑)

 

法華道の小さな橋のそばにクリンソウが咲いていて、うお!咲いてるやん!と嬉しくなって急いで撮った写真がこちら。

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心が乱れている証拠か…修行僧失格。

 

クリンソウ、去年の今くらいの時期に入笠山で見つけて覚えた花です。

yamatori0422.hatenablog.com

茎の周りに円状に咲いた花が、仏閣の屋根にある九輪に見えるからついた名前だそう。

 

”お花畑”の直前にはちょっとしたクリンソウ畑が広がっていました。

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かわいいね。

 

お花畑にも少しずつ花が咲き始めていました。

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アヤメ

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レンゲツツジ

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そして、入笠山の名物でもある日本スズラン

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入笠湿原だけではなくて、お花畑にも沢山の日本スズランが自生しています。

スズランを撮ろうと思って来たわけではなかったので、頑張ってもこの程度の写真です(笑)

 

iPhoneの方が上手く撮れる説。

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や~かわいい。

 

久しぶりの花々に癒されてお花畑を後にしました。

 

お花畑から山頂までの道にもレンゲツツジが綺麗に咲いていました。

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世間はコロナでこんなに大変だけど、季節は確実に夏に近づいてるんだと感じてウキウキしちゃうな。

 

まあそんな感じで山頂に到着。

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先客1名、お疲れ様です(^^ゞ

 

入笠山山頂から大阿原湿原

さて、山頂は通過しまして、今回の目的地である大阿原湿原(おおあはらしつげん)に向かいます。

 

山頂の標識に従って岩場迂回コースを下ります。

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ちょっと下ったところに分岐があります。

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いつも「ここ行ってみたいな~」と思っていたこの道を初めて通るわくわく感。

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沢入~入笠山山頂間の賑わいとは打って変わって、こちらの道では誰ともすれ違うことがありませんでした。

 

薄暗い森の中をひとり歩くのは少なからず不安なんだよな、ビビりだからさ…。

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ワクワクドキドキってやつ。

 

途中、後ろの笹薮から「ガサガサガサ!!!」と大きな音がしたのでびっくりして振り返ったら、大きな鹿がぴょこんぴょこんと跳ねていくのが見えました。

…まじめに焦った、熊かと思った…。

この後も鹿の集団にはたくさん出会いました(笑)

あまり人が入らない道という証?

 

しばらくすると、また分岐がありました。

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基本的にはたびたび出てくる標識に従って歩けば大丈夫です。

(でも最低限地図は持っていたほうがいいとは思います...。)

 

歩いている途中で雲がだいぶ下がってきて、あたりは幻想的な雰囲気でした。

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ぼっち登山でガスに巻かれるのはちょっと心細いのですが(笑)

 

しばらく行くと、また分岐。

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入笠山山頂から3つ目の分岐からは、車道と並行した新し目の登山道を歩きます。

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比較的平坦で歩きやすいこの登山道はすぐに終わり、突然車道に出ました。

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ここの左の方に「首切清水」という物騒な名前の川があります。

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…ほんと物騒。

 

色んな意味で飲めないです。

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良い小川。

 

首切り清水とは真反対の方向に、今までのような新しい登山道が続いています。

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「不安な方は車道へ」という注意書きに不安になったので、わたしは車道を歩きました(笑)

誰かと来てたら絶対にこっちを選んだと思います、、、

ひとりになると途端にビビりになるわたし。

ビビり卒業したい…。

 

ひとりぼっちで歩く車道、さびしい…(笑)

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それでも大阿原湿原駐車場には無事にたどり着きました!

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車がとまっていたから驚いた。

 

大阿原湿原

湿原入口の案内図をざっくり見てから、いざ大阿原湿原へ。

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まずは南側の遊歩道を歩くことに。

 

最初から整備された木道歩きでとても楽しいです✦

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入口から150mのところにある展望台からはこの景色。

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人がいないのでとても静かで、空気が綺麗で癒されました。

 

ちなみに、入口から展望台まではバリアフリーということで、おそらく車いすでも来ることができます。

みんなが楽しめるなんて素敵だね。

 

木道は続きます。

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入笠湿原と比べると、規模が大きくて歩きごたえのある湿原です。

 

駐車場に車はありましたが、たまたま誰にも会わなかったのでこの素晴らしき湿原をひとり占めしているかのような錯覚に陥りました。

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駐車場から一番遠いところまでやってきました。

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テイ沢との分岐がありました。

残念ながら丸太橋が流されたということで今回はパス。

またいつか行ってみたいですね。

 

帰りは湿原の北側の遊歩道を歩きました。

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終わりかけのズミのトンネル。

 

足元には散った花びら。

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なんか桜みたい。

 

湿原の北側は、北八のような、はたまた上高地のような、素敵な雰囲気の木道が続いていました。

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苔観察にも良いかもしれない。

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一ヵ所ほど災害起きてるところもありましたが(笑)

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iPhoneで撮影

 

木漏れ日(しょうもない写真ばかり撮っちゃう)。

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北側の遊歩道はほとんど森の中を通っているため、湿原はあんまり見えないです。

湿原を見たい人は南側の遊歩道を歩くことをお勧めします。

 

大阿原湿原一周は、30分ちょっとでした。

 

大阿原湿原から沢入登山口

湿原を一周してから帰路につきました。

 

帰りも車道を通り、来たときと同じように入笠山の登山道へ。

 

ただし、さすがにもう一度入笠山山頂まで登り返すのはだるくなってしまったので、この分岐で「お花畑経由ゴンドラ駅」方向にルートを変更しました。

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霧の中のトラバース道をひたすら歩く。

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iPhoneで撮影

風で流れるガスは、景色をどんどん変えてくれるので飽きずに楽しめます( ˘ω˘ )

 

立派なサルオガセも沢山見ました。

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iPhoneで撮影

サルオガセは霧が多く出る場所を好むらしいので、この辺はしょっちゅう霧が出るんでしょうね。

平坦な道を歩くとお花畑の入り口に出ました。

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今までお花畑の一番上まで来たことがなかったので、ここに出るのか~と納得。

 

撮り方の正解がわからないスズランを愛でたりしながらお花畑を下りました。

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あとはいつものように沢入まで下りて旅は終了。

お疲れ様でした。

 

反省

下山後車を出す時にちょっとしたハプニングがありました。

駐車場があまりにも混みすぎていて、自分の車の両脇と前の車がきつきつでわたしが車を出せなくなってしまい、たまたま居合わせた隣の方に車を動かしてもらいました(笑)(笑)

頑張れば出せるだろうなとは思ったんですけど、でもこれで万が一人様のお車をこすってしまったらシャレになんないなと思いなおし、隣の方にぶつけないか見ててもらえますかとお願いしようとしたら、その方はとても優しかったので車を移動させてくれたという次第です(笑)

あの、出発前に一緒に駐車場にたどり着いた足立ナンバーの方、心優しい方、とても感謝していますありがとうございます。

 

というわけで、もっと運転の練習をしようと思いました(笑)

 

感想

帰ってからYAMAPで山行を確認したところ、今回のコースは10.6kmでした。

標高差も600mちょっとみたいなので、気軽に行けるけどそれなりに満足できる程よいコースという感じ。

 

入笠山山頂~大阿原湿原区間は時間帯によってはあまり人が入らないので、野生動物対策が必要だと思います。

鹿ならいいけどね、熊はちょっとね、出合ったことはないけどやっぱ怖いよね…。

クマ鈴は鳴らしてった方が良いと思います。

 

そして大阿原湿原、思っていたよりも最高でした。

一周30分というちょうどよく楽しめる広い湿原です。

特徴的な見どころこそないですが、その素朴さが逆に見どころなんだと思います。

テイ沢も行ってみたいので、丸太橋が復旧することを願っています。